？「大人は気使えよ…」 #17 ページ18
「くーちゃん、Aおいていくよー？」
「あ、ちょっと！」
「おいかなえ！その呼び方…」
お互いそんなことを呟きながら呟く。
お互いの言葉が嬉しくて葛葉さんも私もちょっと笑っちゃった。
生で見れたそのやり取りに感動しつつライブが刻一刻と近づいていることにドキドキする。
そもそも私がここにいるのですらほんとに謎なのだが…。
逆に言うとまだあの日から1週間も経っていないことに驚きだ。
一日、一日が濃厚でとても忙しかった。
推しとのデート(？)も謎の匂わせもこの数日色々ありすぎたほんとに。
今だぼーっとしていた私がおかしかったのか隣でくつくつとお腹を抑えて笑っている。
笑われるような事はしていないけど、ちょっと葛葉さんとお近づきになれたようで嬉しい。
「もー！何笑ってるんですか！」
「いやだってwそんな顔してwはぁーww」
「だからそんなに笑わないでくださいって！」
「ちょっと！僕だけ蚊帳の外なんだけどー？」
いつの間にか楽屋に着いたのか私たちの足は止まっていた。
珍しく拗ねたような顔で頬を軽く膨らませた彼はかーくんを彷彿させるようだ。
かーくんって言うとちーくんとかくーくんも同時に思い出す。
？「子供が気使うんじゃないよ！」
脳内のどこかでそう聞こえた気がするが気のせいだと信じたい。
「俺に嫉妬すんのやめろよw見苦しいぜ？彼氏様よ〜w」
「僕とA付き合ってないけど？」
「…はぁぁ！？」
驚きのあまり声も出ないと言ったように乾いた笑いと彼にしては小さい呟きが聞こえるだけだった。
なにか爆弾発言をした気がするのは私だけ？え？
「お前らの距離感バグりすぎだろ…」
額を抱えたままの彼をみてご機嫌は治ったのかケラケラと笑っている。
「なぁに？くーちゃん嫉妬？かわいーとこあるじゃん」
いつもどうりと言ったように適当にあしらっているが頬はどこか緩んでいてしあわせそう。
「ね、くーちゃん…」
「あ？」
葛葉くんの耳ともに唇を寄せてコソコソとなにか話している。
今度は私が蚊帳の外だけどてぇてぇからそれでいいんだ…。
「…まぁーいいけどお前炎上しない？」
「その時は一緒に燃えてくれる？w」
「うへーwやだわw」
これからの展開が全く予想出来ない私と今日も通常運転てぇてぇ2人はニタニタと楽しそう。(否、叶くんのみ)
一体何のお話をしているんだ…。
「ま、お前のためだしな…しゃーねやるか！」
覚悟を決めたというようにその赤い瞳は眩いほど綺麗だった。
ここ美容室だったりします？ #18→←店員さんに大感謝したい #16
ラッキー歌みた・オリジ曲
AXF /サマータイムレコード
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 380人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「2j3j」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
いちごミルク(プロフ) - 更新楽しみにしてます！ (2021年9月7日 0時) (
レス) id: 00ab994726 (このIDを非表示/違反報告)
るん - 宵似-よいじ-さん» まだまだ投稿したてですがそんな風に言って頂けて光栄です…！コメントもありがとうございます~！ (2021年5月30日 20時) (レス) id: ca7dc5da1e (このIDを非表示/違反報告)
宵似-よいじ- - 何故投票は一回しか押せないのだろうか…。 世界観に引き込むのがとっても上手で思わずどんどん読み進めてしまいました！好きです！是非応援させてください。 (2021年5月30日 14時) (レス) id: 582bb38728 (このIDを非表示/違反報告)
るん - おかかさん» コメントありがとうございます！拙い小説ですが完結まで読んでくれると嬉しいです~！ (2021年5月29日 6時) (レス) id: ca7dc5da1e (このIDを非表示/違反報告)
おかか - すごく好きです！これからも無理しない程度に更新頑張ってください^^* (2021年5月29日 1時) (レス) id: ef0e1184cd (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：るん | 作成日時：2021年5月25日 16時
