この歌、はじまりの詩【九条天】 (ページ28)

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｢そういやー碧海はー？｣

『あー、あおちゃんはですねー』

｢またゲームのイベントで、とかでしょ？｣

『千くんあたり！』

｢まぁ今日は10時間も生放送だしね、ほとんどゲームできないだろうからね｣

｢でも先輩に挨拶にくるの普通じゃない？｣

｢先輩といっても俺たちのデビューしたすぐじゃん！ほとんど同期に近いよ！千！｣

百くん千くんのRe:valeと、私たちSirenaは事務所も違うしデビューした時も違うけど、世間からは兄妹ユニットとか、遂になるユニットとか言われてる

実際、私たちの間でもそんな話をしてたり仲も良かったからそういわれて嫌な気はしなかった

むしろ嬉しかったかな

百くんも千くんも本当にお兄ちゃんみたいで、兄がいたらこんな感じかな、なんて思うときもないわけじゃないから

でも先に人気が出たのはRe:valeで、そのRe:valeの兄妹ユニットや遂になるユニットと呼ばれるプレッシャーみたいなものもあったし、それ相応の実力や努力をしたのも事実

Re:valeの隣に自信を持って立てるようにってあおちゃんと話し合った結果が今のこの立ち位置だ

だから今までも、そしてこれからもこの場所は誰にも譲らないって思ってる

憧れ、とはいかないけど、もっとRe:valeに近づきたいって思う

だから百くんが同期と変わらないって言ってくれるのは本当に嬉しい

『あ、私他の共演者さんのとこにも挨拶いかないと！

もっと一緒にいたいけど、また今度』

｢もう行っちゃうのかぁ、寂しいなぁ｣

『そんなこと言わないでよ、行きたくなくなるじゃん… 』

｢ふふ、ほーら百、Aが困っちゃうからさ｣

｢むー…じゃあご飯行こうね！空いてる日教えて！｣

『うん！ご飯！楽しみにしてる！！』

｢そのときは僕も一緒だからね｣

｢あったりまえじゃん！｣

そんなありきたりな会話すら楽しいからこの二人は大好き

少し名残惜しいけど、TRIGGERのとこや他の共演者さんのとこにも行かないとだからそろそろおいとましよう

『それじゃあ二人とも、バイバイ！

ステージ、楽しみにしてるね！』

――――ｷﾘﾄﾘ―――――
やっとRe:valeだせたぁ
本当は2部の話やるまで出すつもりなかったんですが、早くAちゃんとRe:valeの絡み書きたくって…！！

Re:valeとはオチないです！ごめんなさい！
二人はただただAちゃんが大好きな保護者って立場なんで、ええはい

百くんみたいなお兄ちゃんほしかった…