こんな結婚聞いてない！story2

50話　押しかけ的な…？ ページ3

今日は小夜ちゃんとの話が長引いてしまい真美さんと話をすることが出来なかった。
でも明日でいいか………。
すこしの後悔と、長引いてくれて良かったという安心が私の心の中で渦巻いた。

夕方、夕食作りに取りかかろうと支度をしている途中に

ピンポーン

と家のインターホンが鳴る音がした。珍しいなお客さんなんて。と思いながらインターホンの画面に映っている人を確認する。そこに映っている人物を見て私は



貴女「勉！？」



と思わず大きな声が出てしまった。その声にソファーに寝転がっていた天馬様が「勉ぅ？」と反応した。私はそれに「私の幼馴染みですよ！」と答える。

でも、どうしてここに………？と疑問を抱きつつ玄関のドアを開ける。天馬様も気になったのか私の後ろに着いて来ていた。



貴女「勉、どうしたの？何でここの場所を知ってるの？」



勉を家に入れてあげ、私がそう質問する。勉は



勉「おまえの親から聞いた。で、後ろの奴が鵜宮天馬だな？」



と言った。
あの両親は……！本当にあの二人は口が軽いから困る。
そして勉は天馬様に用があるようだ。口の聞き方が失礼過ぎる…！



天馬「そうだが何の用だ、んん？」



天馬様がそう答えると勉は「二人きりで話をしたい」と天馬様に言った。そして勉が外に出ると天馬様がその後に続いた。

二人きりって言ってたし……行かない方がいいよね……？
一人だけ取り残された私は仕方なく夕食の準備に取りかかった。

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