鋭いヤツ ページ21
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担任「はい！
今日のホームルームは以上です。
休み時間の内にしっかりと準備して、一時間目の授業に備えるように！」
先生が教室から出て行くと、途端に騒がしくなる教室。
大半のクラスの人達は、転入生である私の方へチラチラと目線を向けている。
自己紹介のせいもあって、話し掛けにくいのかしら？
『(私には関係のないことね。)』
周りの反応に気付かないフリをして、先程頂いた教科書を机にしまっていく。
『(一時間目は……数学ね。)』
それだけは机の上に出しておかないと。
稲森さんとのコンタクトをこれからどう取るか、頭の片隅で何となく纏めながら、授業の準備を進めていく。
稲「おお、リノは準備早いな！」
……向こうから話しかけてきた。
そうだった、彼はこういう人だ。
すっかり忘れていたわ。
つい先程までの思考が、全て無駄になったわね。
稲「リノ？」
いけない、ぼーっとしている場合じゃないわ。
『──すみません、まだ少し緊張しているみたいで。
初めてで慣れていないので、間に合うように準備をしていただけですよ。』
稲「そうだったんだ、なんかわかる気がする。
俺も転入生だったからさ！
自己紹介とか緊張するよなぁー。」
意外だわ……。
彼はそういうの、平気な人だと思っていた。
だってそうじゃない？
アレス第一話で、校長室に直談判しに行ったくらいよ？
そっちのほうが緊張するはずじゃ……あ。
……サッカーの事についてだったから平気だった、とか。
余裕でありえるわね。
隣の席で、ニカッと元気に笑う稲森さん。
裏表の無い笑顔。
流石主人公とでも言うべきかしら？
稲「あのさ、ちょっと聞きたいんだけど。」
……？
何かしら。
『……はい。』
稲「リノはさ、どうして俺が稲森だって分かったの？
全然、迷ったりとかしてなかったし。」
……あれだけ慎重にって言っていたのに、もう既にやらかしているじゃないの。
ここがアニメであなたはこの世界の主人公だから、なんて説明は出来るわけがない。
そんな事を口走ったが最後、転入初日から変人という不名誉極まりないレッテルを貼られてしまうわ。
よりにもよって今回の
何か、ボロが出ないような言い訳は……。
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イナイレ大好きリン - ifさん» こちらこそ！頑張ってください！！ (2019年10月2日 19時) (
レス) id: e6fb3fbc8a (このIDを非表示/違反報告)
if(プロフ) - イナイレ大好きリンさん» ありがとうございます！私もこの2つ大好きです！一応は続編まで行ったというのに未だに原作入れていなくて毎回謎の危機感を感じながら書いてます汗 今月中には原作…欲を言えば試合をしたい…させたいですね(妄想) 温かく見守ってください笑 頑張ります！！ (2019年10月1日 23時) (レス) id: 39dda44bb6 (このIDを非表示/違反報告)
イナイレ大好きリン - イナイレとまどマギ....私得じゃないですかーﾔﾀﾞｰ!! 頑張ってください！！ (2019年10月1日 22時) (レス) id: e6fb3fbc8a (このIDを非表示/違反報告)
if(プロフ) - のどかさん» ありがとうございます！当たり前の事しか書いてなかったので自分では ダラダラ尺伸ばしてる感が凄かったんですがそう言ってもらえて安心しました！種も仕掛けもない魔法少女の実力で更に爆走していきます^^お気遣いありがとうございます！のどかさんも体調に気おつけて (2019年8月8日 11時) (レス) id: 39dda44bb6 (このIDを非表示/違反報告)
のどか(プロフ) - めちゃくちゃ面白かったです！！ドリブルしたらそりゃとられるよなぁと思ったんですがリノさんの解説になるほど！！！ってなりました…あついですが体調にきをつけてください〜！今回も素敵なお話ありがとうございます！！ (2019年8月8日 10時) (レス) id: 0df0dfd9c8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：if | 作成日時：2019年1月28日 13時
