#転生してみた

武器が欲しい ページ20

『あの、リムル様……』


「ん？ どうした？」


『えっと、私も武器が欲しいな……と思いまして。』


そう、たまに鬼人の皆さんを見かけては、


(いいなぁ。あんな武器、欲しいなぁ……)


と考えていたのである。そしてこの前シュナに相談したところ、


朱「それなら、黒兵衛のところがオススメですよ！」


と言われ、行ってみたくなったのだった。


「……確かにな。魔法を使うことが多かったから忘れていたが、武器は必要だな。……ただ、今日は会議があってな、一緒についていけないんだよ……」


『あ、いえ！ 一人でも大丈夫ですよ！』


「本当か？この前、一人嫌いって言ってたじゃん」


『……でも、頑張ってみます！……あ！ リムル様！もしや会議のお時間なのでは……？』


「あ……じゃあ、会議室に向かいながら場所を説明するから、ついてきてな！」


『分かりました！』


………………移動中………………到着


『なるほど、分かりました！行ってみますね。』


「あぁ。……気をつけてな？何かあったらすぐ呼ぶんだぞ！ そしたら、……会議中でも、飛んで行ってやるからさ。」


『はい、ありがとうございます！ 行ってきます。』


「(ニコッ)」


紅「リムル様ー！」


「ん？あ、あぁ、今行く！」


シュ…………(影移動)


そして、席に着いたリムル様はこっちに向けて、手でハートをつくった。さらに口パクで、


リ(あ、い、し、て、る)


と送ってきた。そしてカナタは赤面しながらも、黒兵衛の武器屋に向かって歩き出した。


『はぁ。やっぱり寂し……そうだ！イナ！出ておいで！』


狐「はい！カナタ様！ お供します！」


『フフフッ、ありがとう、イナ。』


《…………》


(ラファエルさんも！)


《はい！》


そうして、賑やかに歩いて行ったのだった。

黒兵衛と初対面→←それを見ていたベニマル

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