いや、私の関西弁とちゃう。 (ページ4)

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だいたい、なんでも忘れようとする私はルンルン気分でスキップしながら教室へ入った。

「おっはよぉおー！」

挨拶は大事精神の私はまた大声でおはよーと言う。

知っとる人はほとんどおらんだけど、挨拶を返してくれるクラスメイトの優しさにええクラスと確信する。

出席番号順の為、必然的に宮くんの前になる訳で大人しく座ると、

後から「八重ー！」と私の名前を呼ぶ声が聞こえた。

振り返ろうとする前に背中に何かが激突した。

「ぐふぅっｯ」

"キャｯ"なんて、女子っぽい声は出ず、野太い声が漏れた。

「なんやねん、その声～」

キャッキャッと私の上で笑う激突してきた奴。

「いや、原因あんたやん！」

こいつは加減っつぅもんがわからんのか。

テヘッと☆がつきそうなノリで可愛い子ぶる秋穂…いや、実際可愛ええんやけどさ…

背中に突っ込んできたのは1年の時に仲良うなった秋空秋穂。

むっちゃ秋を主張してくる女。

「いや、秋を主張してくる女ってなんやねん。」

「えっ。こっわぁっっ！

何で私が考えとったこと知っとん！こっわっっ！」

「声に出しとったら誰でもわかるわ！」

アホやなと呆れられるが、絶対私は秋穂よりはアホとちゃうし。

秋穂と雑談しとると、「なぁ、」と後からから声をかけられた。