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「お、あったで」
え？早くね？
ゆーて、1分経ったか経ってへんかやのに…
もしかして、1組やったんか？
「早かったなぁ〜」
「三井やろ？やで"み"ゆーたら後から探した方が早いしな。」
納得ですわ。
「自分、1組や。俺はその後ろやな」
「あぁ、同じクラスなんやな〜
ほんでもって前後…まぁ宮やったら前後になるか」
そう言った私を先程とは考えられない睨み付ける様な目を向けてくる。
え、なんか気に食わんことゆったっけ？
名前間違えたとか？
「知っとったん？」
何が？と聞くと名前を返される。
いや、あの有名な宮くんのこと知らん方がすごいやろ、と思いつつ頷くと
宮くんはその場から離れてった。
ええええ、そんな認知されるん嫌なん…
でも、お礼は言っときたかったので離れていく背中に大声でお礼を言っておいた。
…てか、同じクラスやん。
大声を上げたこともあって、周りの目から逃げるように宮くんの背中を追った。
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作者名：銀河 | 作成日時：2019年3月7日 16時
