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メッセージにしては長く鳴り続くスマホを手にするとメッセージやなくて電話やった。
しかも、侑から。
あんな恥ずかしい勘違いして普通に話さるか、
答えはNo。
それでも、鳴り続くスマホ。
仮にも好きな人からの連絡にドキドキしやん方がおかしい。
数回深呼吸して受話器マークをタップする。
「も、しもし。」
あぁ、声震えとん気付かれたらどーしよ。
『八重ｯ、ちょ、どーしても今言いたいことあんねんｯ！
八重ん家の近くの公園出てこれん?!』
走ってんのか、バタバタやら侑の荒い息づかいがわかる。
「い、けるけど…」
『本間か?!ほな、10分後出て来てや！
それくらいになったら俺も着くで！ほな後で！』
言いたいことを言った侑はブツリと電話を切った。
緊張しとったんが嘘のように切られてツーツーと鳴っとる音に少し、寂しくなった。
今から会うのに、さっきまで聞いとったのに、
侑の声が聞きたいな、なんて
「ハマりすぎやろ…」
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作者名：銀河 | 作成日時：2019年3月7日 16時
