ツルネー風舞高校弓道部ー (ページ49)

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合宿も終わって、私の心も晴れて、さー！練習だーと活きこむと明日から一週間テスト期間で今日は部活納めの日…。

少し、いやかなりガッカリしていると湊が「あからさまだな…」と鞄を持って近づいてきた。

「だぁって～せっかくやる気満々なのにさぁ～」

「相楽は本当、元気だね」

端の方まで聞こえてきたよと、いつの間にかこちらに来ていた静弥にも呆れ笑いされた。

その流れで三人で道場へ向かっていると後ろから遼平と七緒の声が聞こえる。

女の子にモテモテな七緒はファンの子たちに捕まってたらしい。

道場内には雅さんと海斗しかいなかったみたいで、私たちがつくと海斗は舌打ちをうった。

邪魔しちゃったみたいで、どうもすみません笑

着替え終わっていつものように練習を始めると、海斗が弓返りについて聞いていた。

雅さんが射場に立つ。

「美しい射が中るとは限らない。

が、正しい射は大概美しい。」

雅さんの射は本当に美しい。心が震える。

「まぁ、心音の射も綺麗だな」

雅さんの発言でみんなバッと私を見る。

ちょ、嬉しいけどやめてほしい…

「あー！！！！練習したいー！！！」

確かに、勉強なんてほっぽって練習したい。

まぁ、私は一位取らないといけないんだけどね。