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雅さんと少し話したその日の晩御飯はバーベキューだった。
晩御飯の買い出しに行っていた男子が濡れて帰ってきたことに驚いたけど、今は別の意味で驚いている。
あんなにバラバラだった男子が距離も近くなって、一つのチームになりかけている。
下僕もいたについてきていた。
少し食べた私はそれ以上食べる気分になれなくて、道場の方へ足を進めた。
「フウー…?」
癒されたくて、フウを呼んでみる。
そう、簡単には来てくれないか、と諦めかけた時
ーキュウ バサッ
羽根をはためかせる音と鳴き声が近づいてくる。
「フウ!」
持っていたタオルを腕に巻き付けて腕を伸ばす。
その上にフウが降り立った。
撫でてやるとキュキュと鳴いて目を細めた。
ーザッ、ザッ
足音が近づいてきている気がして振り返ると湊が月明かりに照らせれていた。
「話を、しないか?」
あまりにも真剣な顔に私は頷くしかなかった。
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作者名:銀河 | 作成日時:2019年2月1日 21時