ツルネー風舞高校弓道部ー (ページ36)

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「だがいいか？！怠けたり、なめた射しやがったら容赦なく叩き出すからな？！」

放課後練習で湊と海斗が顔を合わせるなり、海斗は湊にガルつく。

海斗は素直じゃないんだから…。

「誓うよ。

そんなこと絶対にしない。」

「じゃあ、仕方ねぇ。好きにしろ」

照れたようにその場を離れた海斗に七緒は「ウェーイ、かっちゃんツンデレー！」と茶化していた。

「七緒！うぜぇ」

静弥湊も安心した顔をしている

海斗は相変わらず眉間に皺を寄せている。

七緒も遼平も笑ってる。

ゆうな、乃愛、梨可は呆れながらも嬉しそう。

これで、やっと風舞高校弓道が一つになった。

「一層練習に励んでほしいので、我が校専属のコーチを呼ぶことにした。

入ってきていいぞい」

トミー先生の合図で誰かが入ってくる。

ん？あれ…？見たことあるぞ？

「「雅さん！！」」「雅さん…？」

声が揃った湊と海斗はお互いに驚きながら顔を見合わせた。

私は呑気に「あ、当たってた」と呟くと雅さんはフッと笑った。