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湊と朝練をする中で今日は不発法と呼ばれるものを試していた。
巻き藁矢を使用して離れそうになったら戻すというやり方だった。
何気この方法も難しくて私も巻き藁矢なのに何度も離してしまったことを覚えている。
離してしまった自分に驚いて弓手を盛大に動かして巻き藁矢一本を壊したことがあった。
それでも湊は真剣に自分の早気と言う問題に向き合っている。
私も妻手側を抑える等の手伝いをして、朝練は終わった。
その日の放課後練習では静弥にタイマーで会を計ってもらう方法を試していた。
タイマーの音と静弥が声に出していた秒数に気が散るらしくまた湊に突っかかっていた。
「立じゃなくて射込みなんだから練習方法なんて個人の自由でしょう。
かっちゃんも集中できないんなら、外でゴム弓でもしたら?」
湊に言った言葉をそのまま私が言ってやる。
かっちゃんは「かっちゃんやめろ!」と怒鳴り舌うちをうって矢を取りに行った。
…私面と向かって自己紹介しないと名前覚えられないたち何で。
その後も平和とは言わないけど、そのまま練習は終わった。
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作者名:銀河 | 作成日時:2019年2月1日 21時