ツルネー風舞高校弓道部ー (ページ30)

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あの後少し気まずく感じてすぐに話を逸らした。

弓道の話をしていると湊は明日から朝練をしようとしているらしい。

あの神社の弓道場で引いていた人にもう一度会いに行ったらしく、彼も早気を経験したことがあるそうだ。

彼は”雅さん”というらしく、

その雅さんの早気時代の日記を借りたみたいでそれをもとに早気を治す練習をするらしい。

湊が入部する前力になりたいと思って早気を治すのを手伝うって言ったし、

何より湊と弓を引きたいと思った私は「朝練一緒にしていい？」と湊に尋ねた。

「いい、けど…その…気を遣わなくても…」

歯切れが悪いな～。私が湊と弓を引きたいだけなのに。

そう伝えると、珍しく顔を赤く染めてありがとうと言ってくれた。

それが嬉しくて「よーし！！頑張るぞー！！」と拳を空へ突き上げると「子どもかよ」って笑われた。

馬鹿にされたけど、まぁ、湊が笑ってるんならいいや。

後は他愛間もない話をして湊とは別れた。

朝練楽しみだなー