25 ページ26
「仲良くしようよ、たった八人ぽっちの部活なんだし」
「たったって言いますが!ここまで減ったの誰の所為だと思ってるの?」
七緒の発言にゆうなが反応する。
そう初心者組は全員やめてしまった。
袴が着たかった、七緒のファンが怖い、筋トレしなくていいと思ってた
理由は様々だけど、全員かっちゃんが怖いだってさ
「最近の若者は堪え性がないよね」
「他人事のように」
あはは…と苦笑していると「俺の所為かよ」と低い声が話に入ってきた。
「小野木くん…」
「ゆうな、乃愛それは違う。小野木も如月も言い訳に使われただけで
遅かれ早かれ彼等はやめていたよ。かえっていい踏み絵になったものさ」
相変わらずかっこいいな…梨可。
「まぁでも、見ての通り女子は可愛いし、鳴宮が入ったおかげで男子もめでたく五人で団体戦出られるしで良い落としどころじゃない?」
七緒の発言にかっちゃんは団体は出ないと否定する。
それだけならいいものの、湊を仲間と認めないとか、言うことをコロコロ変える奴は嫌いと言う。
湊は認めてもらおうなんて思ってないよと言うけど、それは私が嫌だ。
足はかっちゃんの前まで進めて止まる。
「あぁ?」と私を睨みつけた。
81人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:銀河 | 作成日時:2019年2月1日 21時