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晩御飯を食べて、日課のゴム弓を引く。
でも、なんでか今日はあまり集中できていないような気がする。
ベットに投げ捨てたスマホをタップしてトークアプリをひらく。
新しい友達一覧に弓道部員と湊の名前がある。
お昼に交換したからだ。
なんとなく湊に「今何してるのー？」と軽い気持ちで送ると、数分もせずに返事を知らせる音楽が鳴る…にしては長い。
スマホを覗くと着信の文字。
「ん？！」
驚きつつ切れる前に出ようと電話を取るマークタップする。
「湊どうかした？」
私の問いに彼は返事をしない。
…繋がっているよね？秒数は動いてるし…。
「や、そのっ…」
反応からして電話をする気はなかったのかな？
「何かあった？」
出来るだけ不安を煽らないように、優しい声色で。
落ち着くの待つと「ごめん」と返ってきた。
「なんで謝るの〜先に連絡入れたの私でしょ？
こっちこそごめん、タイミング？悪かったみたいだね」
「いや…そんなことない。」
「そう？」
「うん」
沈黙が続く。
でも、気まずいとは思わない。なんでかな…
「相楽はさ、」
「うん？」
「俺が早気なの知ってるんだよね」
何か、言われたのかな？
「…そうだね。説明会の時の射でね。
湊がそれで苦しんでいるのもなんとなく。」
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作者名：銀河 | 作成日時：2019年2月1日 21時
