ツルネー風舞高校弓道部ー (ページ1) - 小説

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プロローグページ1

―カァン

空を駆けぬけるような音だった。

まわりの拍手に包まれて、本座に並べられた椅子へ腰を下ろした。

横に座る誰かは泣ていた。

多分、悔しいのだろう。こんな私に負けて。

何故、悔しくて泣くのかわからなかった。

泣くほど必死になれる人たちが羨ましいとも思った。

でも彼等に出会って、少しその気持ちは知れたのかもしれない。

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作者名：銀河 | 作成日時：2019年2月1日 21時