近くて、遠い。 -鮎川奏多- P2

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A「うっ…」







奏「もう〜泣くなよー」









引退が悲しくて、




それと奏多の優しさが辛くて









溢れる私の涙









A「ふぇっ…」








奏「お前泣きすぎ」









離すと
涙を親指で拭ってくれた









奏「お前、今すっごくブサイクだよ」









A「失礼ねっ…」








やっと涙もひいてきて
落ち着いてきた。









奏「お返し、してあげようか？」









A「え？どういう…」









ちゅっ









A「⁈」









奏「おでこだ、おでこ」









キス、された…









奏「Aのファーストキスが俺なんて嫌だろうからね〜」








前私が言ったセリフを
そのまま言う奏多









___なんで、それ言っちゃうのかな。









変に期待しちゃう









A「…ファーストキスは奏多がいい。」









奏「え？」









言っちゃった。









でもいい、

私が想いの4分の1は言えたから









奏多を置いて
皆の元へと向かう、









A「奏多、わかってないよね」









きっと
奏多にはまだ気付かれてない







美麗のこと以外は鈍いから。









A「はあすっきりした。」









てか、ファーストキス、
光輝だった☜

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