4 ページ45
．
JH「これって…」
『覚えてる…よね？』
黙り込んだまま画面を見つめるホソク
何故だかわからないけど、それ以上話しかけることができなかった
〈〜♪〉
動画が終わると、ホソクはため息をついた
JH「なんで、こんなの見せたの」
怒っているのか、乾いたホソクの口調
でもここは正直に言わないと伝わらない気がした
『…見たいの』
JH「え？」
『みんなのダンスが、見たい』
JH「…」
部屋がシン、と静まり返る
JH「知ってるでしょ、A」
『何を？』
JH「俺たちはもうアイドルなんかじゃないんだよ』
『…知ってるよ』
JH「人の期待に応えるために踊るなんて、もうしないから』
そう言うとホソクは、ベッドから立ち上がって部屋のドアへと向かった
『ちょっと待っ–––』
JH「ごめん。でも俺も他のメンバーも、もう踊りたいとは思わないから」
予想通りの答え
予想はしていたけど、やっぱり残念に思う自分がいた
JH「ちょっと、外出てくる」
ホソクがドアに手をかけ、部屋を出ようとしたときだった
『–––じゃあ、』
JH「え？」
『みんなが踊らないんなら、私が踊る！』
JH「…は？」
頭が考えるより先に、口から飛び出していた言葉
ホソクは目を大きくして私を見ていた
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1198人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「BTS」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
カナ(プロフ) - すごく面白いので、続きを作ってくださるとうれしいです!!!!お願いします！！！！！！ (2021年1月29日 18時) (
レス) id: 7398bce3e2 (このIDを非表示/違反報告)
hargle(プロフ) - 受験頑張って下さい！更新も待っています！ (2020年10月14日 1時) (レス) id: 239b70ca1d (このIDを非表示/違反報告)
ぐぅにむ - 私と全く性格同じです笑。諦め悪い割りには短気ででも本当にうるさくて人を説得させられる、なんかよくわかんない人間の部類です！でも嫌われてるわけでもないんで本当によくわかんない人なんですよね！(自分で言うかそれ笑軽蔑はしないでくださいね笑 (2020年5月8日 13時) (レス) id: 6734aceaf1 (このIDを非表示/違反報告)
ミン 柚子梨 - 踊る場面を書いた方が良いと思うんだけど？そして個人的には面白いと思います!!! (2018年9月8日 23時) (レス) id: 8bf3196fdf (このIDを非表示/違反報告)
名無しさん - 初めまして、前作の方も含め読ませていただきましたがとても面白くて好きです！！！この時期は忙しいかもしれませんがそれも含め応援しています、更新いつまでも待ってます！ (2018年4月17日 23時) (レス) id: c9e126b306 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：キリン
| 作成日時：2017年9月18日 14時
