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参拾壱 ページ33

もういっそ、







 






 



 
 
 
 
 
 
 

 
 
 
 
 



____飛び降りてしまおうか?


こんな私でも、この綺麗な川なら、きっ洗い流してくれるだろう。






 



 
 
 




私の汚れた全てを。






 
 
 
「遅ぇぞォ。煉獄ゥ。」



「むぅ!それはすまなかった!」


煉獄さんが来られた。
話はもう終わったのだろう。
店の主人も、もう外には出ていなかった。


「それでは、これでお開きということでよろしいですか?」


胡蝶さんがそう言うと、不死川さんと義勇さんはそれぞれ正反対の方向へと帰っていった。



「それじゃあな!」

「(ペコッ」

「では、また…。」


宇随さん、時透さん、悲鳴嶋さんも帰っていった。




「あら、甘露寺さん。何か良いことでもあったんですか?」


この場に残っているのは、
私と甘露寺さんと伊黒さんと胡蝶さんと煉獄さんのみだ。



先程からニコニコと笑みを浮かべている甘露寺さんに胡蝶は尋ねた。


「うふふふ!あのね!
伊黒さんがこの後美味しい甘味処に連れてってくれるの!」

「まぁ、それは良かったですね。」



流石、甘露寺さん…。


私は、先程からずっと難しい顔をしている煉獄さんが気になった。


煉獄さん、どうしたんだろう…。



「そうだ!しのぶちゃんも一緒に行こうよ!」

「遠慮しておきます。」





甘露寺さんのお誘いに即答する胡蝶さん。

伊黒さんの目がとても、…アレでした。






 
 
 
 
 
じゃあねー!と、甘露寺さんは、伊黒さんと去っていった。







 
 




 
 



 



…どのタイミングで帰ろう?


お先に帰るのは失礼だし、かといって…。


「…哀透少女。」


煉獄さんがいきなり口を開いた。


「…はい。」


「その、この後時間ってあるか?」


この後は、見回りが夜に入っているのみ。


本音を言うと、鍛練をしたかったが、それは煉獄さんも同じだ。







 


 
 
 
はい、と口を開いこうとした。
が、





 




 

「カァアア!カァアア!

哀透!哀透!
オ館様ガ オ呼ビダ!
今スグ産屋敷邸二向カエ!!」


鎹烏の声が辺りになり響いた。


「…すみません。」


「いや、気にするな!
早く向かうといい。」


「…はい。
お先に、失礼します。」



私はそういい、産屋敷邸へと走った。




…何かやらかした?遂に柱を首?それとも…。



先程まで考えていたことのせいで、いつもより暗い気持ちを重苦しく感じながらも急いだ。

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- ゆきえさん» ありがとうございます!!これからも頑張ります! (2019年11月3日 23時) (レス) id: c63990faea (このIDを非表示/違反報告)
- ゆきえさん» ありがとうございます!!これからも頑張ります! (2019年11月3日 23時) (レス) id: c63990faea (このIDを非表示/違反報告)
ゆきえ - こんばんは、読んでみたら凄く好みでした。更新頑張ってください! (2019年11月2日 22時) (レス) id: 7a259da409 (このIDを非表示/違反報告)
- 零さん» コメントありがとうございます!! すみません!直しておきます! (2019年10月16日 23時) (レス) id: c63990faea (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - コメント失礼します!富岡さんは「富」ではなく「冨」ですよ。これからも頑張ってください! (2019年10月16日 23時) (レス) id: da18fbc248 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2019年9月9日 22時

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