検索窓
今日:9 hit、昨日:10 hit、合計:85,697 hit

弐拾仇 ページ31

「だいたい冨岡さんはいつもそうなんですよ。
人の話を聞く気がありませんよね?」



「…聞いている。」


「聞いている、というのは聞いて理解するまでのことを言うんですよ。
分かってます?」


お店を出る。
冨岡さんと胡蝶さんの言い合いはまだ終わっていなかった。


恐らくまだ少し話すのだろう。
皆で邪魔にならないよう、橋の手前の端の方に移動した。




「どうだった?」



声のした方を見る。宇随さんだ。

えっと、目が合っているし、私だよね?でもただの勘違いかも。いや、もしも私だったら失礼に値する。


迷った末、勇気を出して口を開いた。



「とても、良い、時間を過ごさせていただきました…。」


私はおずおずと答えた。




「そうか!良かったな!」


満面の笑みを浮かべながら宇随さんはそういった。



…良かった。
勘違いでなくて。






皆さんと過ごしているとき、呼吸とか上手く誤魔化せているか心配だったけども、





 





 


__大丈夫かな、と人知れず心の中で安堵した。



「つうかよォ、いつまで此処にいるんだァ?」



「まったくだ。大体柱としての自覚が足りておらんのだ。時間も有効的に使えないのか。」


「まぁ、待てよ。不死川、伊黒。
せめて煉獄が来るまで待とうぜ。」


宇随さんが、不死川と伊黒さんに向かって言った。



そう言えば煉獄さんって何処にいるのだろう。


周りを見渡してみると、なにやらお店の人と話しているようだ。






「…あの鳥ってなんて言うんだっけ。」


「(鳥を見つめる無一郎君素敵だわぁ。)」







かなり真面目な顔をしてお店の人と話している煉獄さん。




何の話をしているのだろうか。
いや、私には関係ない。




私なんかが詮索して良い訳ない。、と思い直し、
空を写している橋の下を流れる穏やかな川を眺めた。


______

すみません。長らく更新出来ず。

言わなくてもあまり支障無いだろうと伏せていたのですが、
かなり支障でたのでいいます。

実は作者受験生でして、まぁ今もなんとか両立出来ているんですが、模試やテストの前だとどうしても今回のようになってしまいますので

大変申し訳ありませんがご了承ください。

参拾→←弐拾捌



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (43 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
126人がお気に入り
設定タグ:鬼滅の刃 , シリアス
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

- ゆきえさん» ありがとうございます!!これからも頑張ります! (2019年11月3日 23時) (レス) id: c63990faea (このIDを非表示/違反報告)
- ゆきえさん» ありがとうございます!!これからも頑張ります! (2019年11月3日 23時) (レス) id: c63990faea (このIDを非表示/違反報告)
ゆきえ - こんばんは、読んでみたら凄く好みでした。更新頑張ってください! (2019年11月2日 22時) (レス) id: 7a259da409 (このIDを非表示/違反報告)
- 零さん» コメントありがとうございます!! すみません!直しておきます! (2019年10月16日 23時) (レス) id: c63990faea (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - コメント失礼します!富岡さんは「富」ではなく「冨」ですよ。これからも頑張ってください! (2019年10月16日 23時) (レス) id: da18fbc248 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名: | 作成日時:2019年9月9日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。