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弐拾壱 ページ23

こんなに連続で柱合会議が行われるのも初めてだなぁ。

それほどまでに、今の隊士は落ちているのだろうか。
そうだろうな。私が柱だもんなぁ。


今回の会議では、那田蜘蛛山で違反した隊士についてをその場にいた隊士達に言及して、
それらをどう改善していくかを話し合ってお開きとなった。


前回の柱合会議で見回りの場所等は決めていたし、


柱の皆さん、すごくピリピリしていて、恐かった。



見回りが始まるのは夕方から。
それまでは自分の屋敷で鍛練でもしておこうかな。
私が今足を引っ張っているし、少しでも強くならなきゃ。


 

____『お前そんなんでよく俺の前に顔出せるよな。お前もう、』




「哀透少女!」


「っ!」


…また、思いだしてしまった。
もう、出来ることなら、忘れてしまいたいのに…。

うつむいていた顔をあげ、声をかけてくださった煉獄さんの方に顔を向ける。


「大丈夫か?汗が凄いし、顔色も悪いぞ。」


あ、ホントだ。顔に手を当てると、尋常じゃないほどの汗が出ている。

私は、失礼します、と一言申し上げてから懐からハンカチを取りだし、さっ
と拭いた。


「だ、大丈夫です。
そ、それより、何かありましたか?」


私は両手でハンカチをギュッと握りながら、煉獄さんに聞いた。


「ああ!そうだった!
これから皆でお昼を食べに行くのだが、哀透少女も来ないか?」


ご、ご飯のお誘い。しかも皆さんと御一緒。

誘われたのは三回目だが、二回とも任務で断ってしまった。
こ、こわかったし。

今でもとても恐いが、皆さんが行くとのことだし、前回も前々回も断ってしまっているし、それに、

 
 
 
 






 




 



 




 



______変わりたいし。


「っっ、は、はいっ。
大丈夫です。」


「そうか!それは良かった!
俺は皆を誘ってから行く。
だから先に橋の手前にある店に行っておいてくれないか?
ついでに席もとっておいてくれると助かる!」


「は、はい。
じゅ、10人ですよね…?」


「ああ!10人だ!」

「わ、わかりました…!」


私はそう言って、皆さんよりも早くこの場所を後にした。


…ちゃんと、話せた!
いつもよりも!ちゃんと!



…お優しい方々だって、わかってはいるんだけど、



…慣れないんだよなぁ。


『だから●●●●●●なんだよ!!』



ポロッ

涙が溢れた。



早く、忘れたい。

早く、慣れたい。


でも、
 



 
 


 




 




 




 



 




 





 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
助けて、なんて図々しいよね。

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- ゆきえさん» ありがとうございます!!これからも頑張ります! (2019年11月3日 23時) (レス) id: c63990faea (このIDを非表示/違反報告)
- ゆきえさん» ありがとうございます!!これからも頑張ります! (2019年11月3日 23時) (レス) id: c63990faea (このIDを非表示/違反報告)
ゆきえ - こんばんは、読んでみたら凄く好みでした。更新頑張ってください! (2019年11月2日 22時) (レス) id: 7a259da409 (このIDを非表示/違反報告)
- 零さん» コメントありがとうございます!! すみません!直しておきます! (2019年10月16日 23時) (レス) id: c63990faea (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - コメント失礼します!富岡さんは「富」ではなく「冨」ですよ。これからも頑張ってください! (2019年10月16日 23時) (レス) id: da18fbc248 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2019年9月9日 22時

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