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弐拾 ページ22

竈門side


俺は、騒ぐ善逸を宥めながら二人に、
手紙の内容と、柱合会議であったことを話した。



「…と、いうことなんだ。

二人はどう思う?」


「んー、俺は、優しい人だと思うよ?
だって、手紙もくれたんでしょ?」


「(ブンブンブン」


伊之助はもう喋れないのか首を縦に激しく振った。
恐らく善逸と同じ意見ということだろ。


「あああ、そんなに首激しく振ると猪がとれるぞ?怪我も治ってないんだからもうやめろよ。」



「俺も、そう思うんだ。」


善逸の言葉を聞き、素直に首を振るやめた、伊之助を確認しながら言った。


「俺も、いい人だと思う。
だから、会いたいんだ。この人に。」


「えっ、この人って、
哀透さんにか?」


「ああ!」

善逸の声に力強く答える。
どうしても、会ってお礼がしたい。
烏に手紙を届けてもらうのだけではなくて。


「でも、…どうやって会うんだよ。」

善逸が少し目を伏せながら言った。


「相手は柱なんだろ?
忙しいだろうし、なかなか会える相手じゃないんだぞ。」


「そう、だよな。」

そうだ。なかなか会える相手じゃないんだ。
でも…!!


「皆さん!起きられたんですか!」

あおいさんがドアの所にたっていた。
善逸はひぃっと怯えている。


「あおいさん。」


「なんですか!」

俺は、聞いてみることにした。

何事も、何もやらずに諦めるなんて俺らしくないし男じゃない!
少しでも、可能性があるなら…!



「あの、哀透さ、哀柱さんってどうやったら会えるかな。」


「哀透様なら柱合会議の日から蝶屋敷にいらっしゃいますが!」



 
 
 

「えええええええ!?そうなの!?」

善逸とはもってしまった。
こんなに近くにいたのか!

「静かにしてください!

ええ、今は柱合会議に行ってらっしゃいますし、任務もあり、あまりいらっしゃいませんが、ここで療養なさってますよ。」


「療養?
どこか怪我したんですか?」


「いえ、貧血です。最近は特に酷いらしいので暫く夜に点滴をする事になったんです。

それよりも、起きるのが遅すぎます!皆さん早く薬を飲んでください!
これから朝ご飯です!」


あおいさんはそういって部屋を出てった。

「…まぁ、よかったな。
炭治郎。」

まだビクビクしている善逸に、


「ああ!」

と返しながら、会いに行ける!という気持ちを高ぶらせた。

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- ゆきえさん» ありがとうございます!!これからも頑張ります! (2019年11月3日 23時) (レス) id: c63990faea (このIDを非表示/違反報告)
- ゆきえさん» ありがとうございます!!これからも頑張ります! (2019年11月3日 23時) (レス) id: c63990faea (このIDを非表示/違反報告)
ゆきえ - こんばんは、読んでみたら凄く好みでした。更新頑張ってください! (2019年11月2日 22時) (レス) id: 7a259da409 (このIDを非表示/違反報告)
- 零さん» コメントありがとうございます!! すみません!直しておきます! (2019年10月16日 23時) (レス) id: c63990faea (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - コメント失礼します!富岡さんは「富」ではなく「冨」ですよ。これからも頑張ってください! (2019年10月16日 23時) (レス) id: da18fbc248 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2019年9月9日 22時

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