悲哀ノ呼吸 【鬼滅の刃】

拾捌 ページ20

今回は、遅刻せずに到着した。
あと、数分でお館様がいらっしゃり、会議が始まる。

会議と言うのは、何でも那田蜘蛛山での任務のさい、自分勝手な行動をした隊士達が見受けられ、それについての会議だそうだ。
そっか。竈門さん達も那田蜘蛛山に行った時に怪我をしたのか。

十二鬼月もいたそうだし、
大変だったんだなぁ。


「よお。」

宇随さんが来た。

「こ、こんにちわ。」

ずっとは出来ないため、一瞬だけ目を合わせて挨拶をする。
宇随さんは、そのままずっと私を見ている。
な、何かついてる！？



　






「あー、…お前さぁ。」


急に宇随さんが声を出した。
…何だろう。



「…いや、何でもねぇわ。」


えっ！？




「…え、ほ、本当ですか？
ふ、不手際があったら遠慮なく…。」



「いや、何でもねー。」

そういって宇随さんは、何事もなかったかのように


「ほら、もう始まるぞ。
いつまでも地味に端っこいんじゃねぇよ。」

といった。



「は、はい。」



私は、いつの間にか揃っていた柱の皆さんの方に向かった。


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…あいつに、あんまり自分の事責めんじゃねぇぞって派手に言ってやりたかったが、






…どうもなぁ。


言ったら、余計悪くなりそうだ、


そう思ったのだ。

何故かはわからないけど直感的に。







あああ！！

こんなの全然派手じゃねえ！！




まぁ、度合いも分からない内にそんな事いってもな！

よし、胡蝶に聞いてからにしよう！



案外酷くねぇかもしれないしな！

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