悲哀ノ呼吸 【鬼滅の刃】

拾陸 ページ18

竃門side

朝だ。

俺が此処に運ばれてから三日がたった。
まだ、怪我は治らない。
でも、徐々に良くなってきた！
頑張るぞ！


そう意気込んだ後、伊之助達を起こそうと、横を向いた。

ん？今何か白いの…。

自分の寝ているベッドに目線を落とすと、手紙があった。

それを持ち上げる。

手紙？誰からのだろう。
ん〜？


「よっ！」

「村田さん！」

村田さんがきた。
どうやら、これから柱合会議らしい。

「これから柱合会議だよ…。
怖い！怖い！俺なんかした！？」

「ま、まぁまぁ。
大丈夫ですよ。」

「なんの根拠があるんだよ。

それはそうとその手紙なんだ？」

「ああ！わからないんですよ。
朝起きたら枕元にあって…。」

俺は表紙をみる。
とても綺麗な字で竃門様へと書かれていた。
ひっくり返してみる。

「あ」

「ん？なんだよ。」

「裏に名前書いてありました！
…哀透 A？」

誰だろう。
というか善逸達静かだな。
あ、まだ寝てる。

「はっ！？哀透様！？」

うおっ。村田さんもこんなに大声が出るのか。

「え、ご存じなんですか？」

「いや、お前何で知らないの！？
柱合会議呼ばれたんだろ！？いただろ！！」

「え、柱なんですか？」

「そうだよ！！

哀柱様だ。確か、此処にいると思うぞ。」

「えっ、蝶屋敷に？

というか哀柱？？どんな呼吸を使うんですか。」

俺がそう問い、村田さんが口を開きかけたその時、

「あら、何のお話をなさっているんですか？」

しのぶさんが現れた。

「ああ、哀透さんはどんな呼吸をつかうのかなって！」

俺がそういうと、何で言うんだよ！という叫び声をあげながら村田さんは走って帰っていった。

どうしてだろう？

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