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第六ノ話 大荒れ入学式(1) ページ7

段々と講堂に新入生である悪魔達が集まり、ガヤガヤと騒がしくなってきた。


『今年の新入生も相変わらず多いねー!』


俺は講堂のステージ付近、入学式進行役のカルエゴの近くにいる。


逃げるのはどうしたかって?


大丈夫、アイツは今追いかけられないから。


ここからなら生徒達も見えるしな。


入間くんはどの辺にいるんだろうなー。


あ、そもそも俺、入間くんの顔知らねーわ。


ヒュー、盲点!


なんて一人で考えていると。


「粛に、これよりバビルス入学式を始めます。」



入学式が始まった。


校歌をみんなが歌い出す。


何回聞いても謎だな、この曲。


そもそも魂ってどうやって食うの?


ここまで考えて俺は思い出す。


あれ?入間くんって人間じゃなかったっけ?


かわいそうに、今頃震えてんのかなー。


後で慰めてやるとしよう。会えたらね。


「えー、続いて理事長挨拶。」


生徒達がざわざわと騒ぎ出す。


まあ、みんな憧れの三傑の一人だしなあ。


昔に消失の魔王デルキラの側近もやって・・・


「入間くーん!おじいちゃんだよー!!」


あー、やっぱりやらかしたね。


絶対なんかやるとは思っていたけどさ。


そしてカルエゴ、そんな犯罪者を見るような目で俺を見ないで!


違う!俺は何もしていない!俺は無実だ!


全ては勝手に無断外出して人間界に行って人間掻っ攫ってきて孫にして入学させプログラムをしっちゃかめっちゃかにしている理事長が悪い!!!!

虎の宝箱 その壱→←第五ノ話 虎と番犬(2)



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ぬう(プロフ) - 更新ばんざい! (6月25日 9時) (レス) @page6 id: 1d36f8c737 (このIDを非表示/違反報告)
神無月 レオ - コメントと応援ありがとうございます!頑張ります! (6月24日 20時) (レス) id: 30c9837ec6 (このIDを非表示/違反報告)
ぬう(プロフ) - す、、すごく良い!!!最高です(  ◜ω◝ )喋り方とか性格とか設定とか全てにおいて神です。更新楽しくお待ちしております (6月23日 17時) (レス) @page5 id: 1d36f8c737 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:神無月レオ | 作成日時:2023年6月20日 7時

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