第五ノ話 虎と番犬(２) ページ6
「ん？」
こちらを振り向くのは俺の同僚であるカルエゴ。
俺がまだバビルスにいた時、バラムと共に同じクラスだったんだよね。
そんでもって、オペラセンパイに二人して仲良くパシられていた！！
「何だ、ローか。」
『おう！今年の入学式進行役はお前なんだろ？頑張れよ！』
「ああ、今年も粛々に終わらせるつもりだ。」
おー、相変わらずこいつは『粛』が好きだねえ。
お前、犬だけじゃなくて『粛』にも取り憑かれてんじゃねーの？
というか今日はじいちゃんによってプログラムめちゃめちゃにされそうだけど？
入間くんという孫ができて超浮かれていたから。
よし、合掌しとこう。
「お前も準備を・・・何だその手は。そして・・・それは何だ。」
『んえ？』
カルエゴが指差す方へ視線を動かせば、・・・風が起こりそうなほど、というか起こっているほどにブンブン激しく振られる白い尾が。
『んー、だれのだろーね！落ち着きのない尾だ、全く！』
「いやどう見てもお前のだろうが。」
おっしゃる通りでーす。
そう！このブンブンされている尾は、俺の自慢のふわふわして触り心地のいい(byバラム&オペラ)黒い縞々付きの虎の尾である！
今白い残像しかないけど！！
『いやー！ちょっとね、また理事長が面白いことをやってたからね。そんでもって、すごいワクワク・・・・ どしたの？』
俺が話し始めてから段々とカルエゴの顔が引き攣っていく。
あちゃー、理事長アレルギー再発？
こいつは��三大嫌悪��とかいう意味不明な概念を持っていて、理事長はそれに全て当てはまるらしい。
要するに大嫌い。
『まあ・・・その・・・頑張れ。』
そういい俺は再び合掌する。
「おいっ、どういう意味だ！？というかその手は何だっっ！！！！」
なんかカルエゴがうるさいが無視無視っと。
『オットー、僕は準備があるんだったナー。アー、イソガシイイソガシイ。』
「オイッ！ちょっとまて！！ローッッッッッ！！」
逃げるべし。
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ぬう(プロフ) - 更新ばんざい！ (6月25日 9時) (
レス) @page6 id: 1d36f8c737 (このIDを非表示/違反報告)
神無月 レオ - コメントと応援ありがとうございます！頑張ります！ (6月24日 20時) (レス) id: 30c9837ec6 (このIDを非表示/違反報告)
ぬう(プロフ) - す、、すごく良い！！！最高です( ◜ω◝ )喋り方とか性格とか設定とか全てにおいて神です。更新楽しくお待ちしております (6月23日 17時) (レス) @page5 id: 1d36f8c737 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：神無月レオ | 作成日時：2023年6月20日 7時
