第十三ノ話 とある特待生の大乱闘(3) ページ16
中庭を上から覗き込めば、まあそれはひどい有様に。
中庭半分抉れてない？
後で修繕報告とかしなきゃならないの俺なんだけど？
え？
アムリリス様にでも請求しよっかな。ダメか。
というかアスモデウスくん、火事にだけはしないでよね？
そんなことしたらガチで請求すんぞ。
でも金持ちだから全然響かんのよね！！チッ！！
中庭に飛び降りようとして柵に足をかけようとした時、
ふと入間君が視界に入る。
・・・・・・あれ、入間君無傷じゃね？
多少の土埃はついていたとしても、人間の入間君が？
ちょっと気になり、乱入するのをやめる。
よく観察すれば、主席君の攻撃を寸前でうまく躱しているようだった。
死に物狂いで。
まあ当たったら死んじゃうもんね。
そう考えていると、主席君の攻撃が止まり、二人とも膝をついた。
何か話しているようだが、周りがうるさくてうまく聞き取れない。
耳を澄ませようとしていると、どうやら周りが主席君を煽ったらしく、主席君が怒りの表情で炎の剣を作り出す。
「魔術が効かぬのなら、武術でねじ伏せるのみ・・・！」
入間君は突進してくる主席君をなんらかの技でかわす。
しかし、何かに気づいたらしく、主席君を止めようとしがみつく。
だが相手は入試主席。
そう簡単には止まらず・・・
土煙が晴れてきたところで見えたのは・・・・
それは見事なジャーマン・スープレックスであった。
第十四ノ話 とある特待生と虎と→←第十二ノ話 とある特待生の大乱闘(2)
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 67人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ぬう(プロフ) - 更新ばんざい！ (6月25日 9時) (
レス) @page6 id: 1d36f8c737 (このIDを非表示/違反報告)
神無月 レオ - コメントと応援ありがとうございます！頑張ります！ (6月24日 20時) (レス) id: 30c9837ec6 (このIDを非表示/違反報告)
ぬう(プロフ) - す、、すごく良い！！！最高です( ◜ω◝ )喋り方とか性格とか設定とか全てにおいて神です。更新楽しくお待ちしております (6月23日 17時) (レス) @page5 id: 1d36f8c737 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：神無月レオ | 作成日時：2023年6月20日 7時
