第十一ノ話 とある特待生の大乱闘(1) ページ14
ー校舎内二階廊下ー
あのあとまだなんかグチグチと言ってくるカルエゴを振り切って自慢の足で逃げてきた俺。
絶賛体育座りをして隅っこの方に座り込んでいる。
愚痴りマシーンと化したカルエゴは物凄くめんどくさいのだ。
ようやく振り切れたことにホッとしていた俺はふと周りを見渡して疑問に思う。
何で生徒が一人もいないんだ?
ここは一年塔なため、二年生などの上級生はいないとしても新入生は立ち入り可能な場所なはずだ。
それなのにスッキリとした廊下を見て首をかしげる。
俺は色々と好奇心が旺盛な質なので、意識を耳に集中させる。
学校内のわずかな音をひとつも残さず聞き取る。
そうしていると一ヶ所に大勢の新入生が集まっていた。
『この位置は········中庭かな?』
何かあったのだろうか。
俺は中庭の方に足を向け歩き出した。
しばらくするとちらほらと生徒が見えてきた。
何やら興奮した様子で駆けている。
「早く早く!中庭で特待生と首席が殺し合いだってさ!」
·····················なぬ?
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ぬう(プロフ) - 更新ばんざい! (6月25日 9時) (レス) @page6 id: 1d36f8c737 (このIDを非表示/違反報告)
神無月 レオ - コメントと応援ありがとうございます!頑張ります! (6月24日 20時) (レス) id: 30c9837ec6 (このIDを非表示/違反報告)
ぬう(プロフ) - す、、すごく良い!!!最高です( ◜ω◝ )喋り方とか性格とか設定とか全てにおいて神です。更新楽しくお待ちしております (6月23日 17時) (レス) @page5 id: 1d36f8c737 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:神無月レオ | 作成日時:2023年6月20日 7時