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リアコ。３１ ページ31

帰りのバスでは、今日だけでいろんなことが起こりすぎてキャパオーバーしたのか、すぐに寝てしまったりゆ。





…4時間かかるし私も寝ようかなぁ






目をつぶりながらスマホを握りしめて、今日を振り返る。








初めて飛貴くんに会えて。





このスマホのおかげで、飛貴くんと話せて。





奇跡的にレストランでまた会って、今度は6人だったし。






約束通り、連絡先も交換した。






名前で呼ばれるようになったし、ファンレターは直接渡せた。







そして何より、飛貴くんが好きだって再確認させられた、そんな1日だった。







目を開いてメッセージアプリを開く。





Hidaka飛貴です!

Hidaka今日はありがとう!気を付けて帰ってね




夢みたい。





あの飛貴くんからメッセージが来てるなんて。






…ていうか着せ替えをメンカラにしてるってなんかもう、やばいよね私。






既読も付けちゃったし,何か送らないと。






Aこちらこそ楽しかったです、ありがとうございました!
A今もうバスです!
Aもう遅いので寝てくださいね!明日もがんばってください






飛貴くんのトプ画を見ると、美 少年6人のステージ衣装を着てピースをした写真だった。






それを見ると、さっきまであんなに近くにいた飛貴くんが、すごく遠く感じて。






なんだか無性に寂しくなって、一人、無意識に泣いてしまった。







こんなにも胸が苦しくて、好きなのに、住んでる世界が違いすぎて。






やっぱりこの恋は、１％なんてものじゃないのかもしれない。

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