リアコ。26 ページ26
飛貴side
夜公演も無事に終わり、楽屋でだらだらしていると、何か思い出したかのように龍我が唐突に叫んだ。
龍我「ねぇ、お昼の子たちまたいたよね!!!」
那須「え、まじでぇ?!どうなんですかぁ浮所さーん!」
金指「俺浮所がその人にファンサしてるの見たよ」
那須「まじ?!」
大昇「あれでしょ、めっちゃ笑顔で指差ししてからのハート!!大昇ママびっくりしちゃったわぁ」
…もうなんで君たち見てるかなぁ。
「ていうか大昇ママとか嫌なんだけど」
龍我「え、で、どうなの‼!?」
「何が!」
龍我「ファンサするってことは好きなんじゃないの!!」
…は?
「なんでそうなるの!!みんなしてさぁ、なんで今日は那須じゃなくて俺をいじめるの!!」
藤井「なぁくんにお話してもいいんだよ、飛貴♪」
「いや、急に名前呼び何?!やめて!怖いよ藤井くん!すっごい悪い笑顔してる!!」
金指「今から探しに行って告っちゃえばいいじゃん」
「かーなーさーしー?!ひどい!!もう!俺ステージもっかい行ってくるから!」
どうしてステージに戻ろうとしたかはわからない。
だけど、そこで君にまた出会えたから。
好きとかじゃないって思ってたけど、違った。
目があった瞬間、「この子じゃなきゃ嫌!」って思ったんだ。
だから、電話番号をメモった紙を、スマホを受け取って急いで出ていこうとする君に渡した。
受け取ってもらえなかったけど。
でも、どうしても君と「アイドルとファン」の壁を壊したくて。
「じゃあさ、もう一回会えたらそれって運命でしょ?その時には、受け取ってね?」
いたって冷静な君に、思わずそう言っちゃった。
勢いで言っちゃたけど俺、なんかまた会える気がしたから。
ファンの子たちには申し訳ないけど、俺はどうやら、1人の女の子に恋しちゃったみたい。
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seasound*(プロフ) - サラさん» そうなんですね!教えていただきありがとうございます。お話の都合上、訂正せずにそのままにさせていただきます!ごめんなさい。 (2019年10月15日 22時) (レス) id: dde5b1dc7f (このIDを非表示/違反報告)
サラ(プロフ) - サマステはうちわ持ち込めないですよ! (2019年10月15日 0時) (レス) id: 2c26559adc (このIDを非表示/違反報告)
seasound*(プロフ) - けーぽさん» ありがとうございます!更新頑張ります! (2019年10月14日 11時) (レス) id: dde5b1dc7f (このIDを非表示/違反報告)
けーぽ(プロフ) - 好きです!(え、急の告白)このお話すんごい好きです!更新頑張ってください! (2019年10月13日 23時) (レス) id: 386d70d567 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぬれおかき | 作成日時:2019年10月11日 22時