夢と現実4【kyfjksk】 ページ10
キヨside
そうそう、ここの村の話をしてなかったよな。
ここは、風の村ブリーガル。俺が生まれ育ったのも、フジと出会ったのもこの村。
俺にとって、思い入れがいっぱいある村だ。
ま、説明はこの辺にして……。
今は丘の上に落ちたものを確かめるために、丘に向かっている。
で、その道中の事だった。
「うわぁ……、こんなとこに塔なんてあるぞ」
「すっごいでかいね……」
しかもこの塔、道幅いっぱいに建っていて道が通れないという、すげー迷惑な設計。
かといって、ここを通らないと、かなりの遠回りになる。
仕方なく、塔の中を通り抜ける事にした。
中は全然何もなく、高いくせに階段とか全くなかった。
天井もないし、なんだこのクソみたいな塔。
……そう思った時だった。
「なんだ、お前らは！！」
どこからか声がした。でもどこからかわかんない。見渡してもいない。
「えーっと、すいませーん！どこにいるんすかー！？」
「ここだよ、ここ！！」
「え？あの、ここってどこですかー！？」
「あー、もう！！上だ、上！！」
「上？」
言われた通りに、上を見上げる。すると、なんて本当に塔の一番上のところの僅かな足場に立っていた。
「うわっ！！あんなとこに！？」
フジも気づいたらしい。しかし、よくあんなとこ立てるな。どうやって登ったし。
「んー、ちょっと降りるから待ってろ」
次の瞬間、何をするかと思ったらなんといきなり上から飛び降りやがった。
すげー、あんな高さなのに平気な顔してやがるぞ。足どうなってるし。
「おいお前ら！！俺の塔に勝手に入ると は……って、お前ら……キヨとフジじゃん！！」
え？なんで名前知ってるわけ？
いや、ちょっと待て、何かこいつ見覚えが……あっ！！
「お前、こーすけかよ！！」
あー、やっと思い出した！こいつは石工のこーすけ。
こーすけも前からここに住んでたから、一応知り合いではある。
「あーっ！なんだこーすけか！！」
どうやらフジも思い出したみたいだ。
こーすけ、前からいろいろつくってたけど、今度は何し始めたんだよ……。
↓作者から↓
お待たせしました！(多分誰も待ってないけど)
夢と現実やっとかきました！今回こーちゃんが登場しましたが、ぶっちゃけもうすぐで出番終了です……w
この後にもいろんな実況者さんが登場するので許してください……。
早速、次回新たに実況者さんが“名前だけ”登場するので、お楽しみに！
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作者名：カナリア | 作成日時：2018年1月21日 9時
