24.職業 ページ24
キヨside
なんだかレトルトさんのおかげで少し元気が出た気がした。
口神経機能も戻ったし、これで少しは余裕ができたはずだよな?
メールはこれで最後だった。
さて、ウルフィーのおかげでCPを稼ぐ必要もないしこれからどうしよう?
「ねぇ、これから暇?」
と、ここで声をかけてきたのはフジだ。
「おお、暇だけど」
「じゃあさ、キヨってまだ通常戦やったことないでしょ?もしよかったらやり方教えるよ」
通常戦……まだ一度もやったことないんだった。
「マジで?ありがと、頼むわ」
「うん、じゃあ早速だけどステータス画面見せてくれる?」
「あ、うん」
俺は言われた通りステータス画面を出してフジに見せた。
「んー、無職は危ないなぁ。技とか使えないから物凄く不利だよ」
ちょっと貸して、と言うとフジは俺のゲーム機を何やら操作し始めた。
「はい、こっから好きなの選んで」
表示されている画面を見ると、物凄い量の職業が画面にズラリと並んでいた。
「戦士」「格闘家」「僧侶」というお馴染みの職業から、「詐欺師」「貧乏人」とかいうかなり変な職業まである。
「ちなみにフジは何にしたんだ?」
「あ、俺?ちょっと待ってて」
フジはゲーム機を操作すると、ステータス画面を見せてくれた。
【名前】フジ
【レベル】170
ひゃ、ひゃくななじゅう⁉すげぇ‼
【職業】聖騎士(せいきし)
「何でこれにしたの?」
「なかなか決められなくてランダム選択にしたらこれになったんだよね」
へぇ、確かにこんなにあれば悩むよな。ランダムなんて便利なもんもあるのか。
「これって職業変えたりとか出来ないの?」
「できるけど、CPが5000いるんだ」
「5000⁉」
そんなん無理じゃん!
だってCPは翌日にはゲームマネーに変換されちゃうから、1日で5000貯めないといけないって事だろ?
とてもじゃないけど無理だよな……。
今決めたらもう変えられなくなるな、これ。
とかいっても、なににするか決めらんないし……。
「んー、俺もランダムで決めちゃうわ」
俺はランダム選択のやり方を教えてもらい、ランダム選択のコマンドを実行した。
↓作者から↓
職業ですが、私の個人的なイメージで決めてます。
なので、今後出てくる実況者さんの職業も私の個人的なイメージです。
思ってる職業と違ってたらすみません……。
あ、キヨさんの職業は次回明らかになりますが、
キヨさんの職業はストーリーの関係もあるので、原作の主人公の職業そのままにします。
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作者名:カナリア | 作成日時:2018年1月7日 9時