23.大事な仲間 ページ23
キヨside
部屋に戻ると、ウルフィーが早速ベッドに寝転がってテレビを見ていた。
「あ、キヨ!ありがとう、家具も買ってきてくれたんだ」
どうやら喜んでくれたみたいだ、嬉しそうにニコニコしている。
なんか、癒されるな、昨日まで敵だったのに……。
俺に弟がいたらこんな感じなのかな……。
そう思うと、ウルフィーが死んで消滅してしまったら悲しいよな。
「なぁ、もう無茶すんなよ。消滅なんてしたら、悲しいからさ」
「……キヨは僕が消滅したら悲しいのか?」
「そりゃあ……せっかく仲間になったのによ」
「仲間……?」
「え、そうじゃないのか?」
「ううん、そう思ってくれてるなんて凄く嬉しい。キヨは優しいよ、中には使い魔をこき使うだけ使って見捨てる人とかもいるし……」
そんな人もいるのか……流石に酷過ぎるよな、そんなの。
「俺はそんな事しない、だからもう無茶は絶対すんなよ」
「わかったよ、ありがとう
じゃあ申し訳ないけど、今から寝てもいい?疲れちゃってさ」
「ああ、おやすみ」
「おやすみ」
そう言うとウルフィーは寝てしまった。
これ以上俺がいても迷惑だから俺は部屋から退出した。
あ、まだメール届いてんな。見てみよう。
【To.キヨ】
【From.レトルト】
まさか本当に神経機能を取り戻していただけるなんて、本当にありがとうございます‼
おまけにCPまで添付してくださって、感謝してもしきれません……‼
いつか、この恩が返せるように俺も代償取り戻すの頑張ります‼
あと、お気に入り登録させてもらってもいいでしょうか?
あ、ダメなら遠慮なく言ってくださいね。
では、改めて本当にありがとうございました‼
-END-
あ、レトルトさんからだ!
さっきウルフィーが口神経機能取り返してくれたし、早く返信しよう。
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作者名:カナリア | 作成日時:2018年1月7日 9時