朧夢 ページ17
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長雲かかあって
夜が明けて
陽の光は差し込まぬ──────────
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ヴィランにハッピーエンドはない。
でも、バットエンドならある。
いくら幸せになろうと願っても
ヴィランはヴィランなのだから……
そう考えて諦めてくれないか。
助けてくれなくていいから。
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友達を助けたい気持ちはよくわかっている。
オレも、レオナさんや先輩たちを助けに行くのだからユウの気持ちは痛いほど理解しているんだ。
それでも……………
��グリム��という存在は、どうしてもオレの不安を煽ってしまう。
何か恐ろしい未来がみえるようで怖かった。
『…………ここでオレが止めても、ユウは助けるんだろうね。グリムのこと』
ユウは大きく頷いた。
本当は否定して欲しかった。
そうすれば、全ては丸く収まるというのに。
監督生 ｢見捨てておけない｣
『……………』
ジェイド ｢…………困った方だ。何か起こして責任を問われるのは監督生さんと学園長ですよ？｣
フロイド ｢まぁ〜スリルがあっていいんじゃね？それに〜、アザラシちゃんがまた暴れたらオレがギュッて絞めてやるし｣
ルーク ｢ハハ、その時は私も手伝おう｣
心の中で拭いきれていない不安はまだある。
それでも一応全員、万事解決ということでこの話はひと段落着いた。
『嘆きの島へ行くにあたって問題が一つ』
ラギー ｢なんスか？｣
『オレは空間転移魔法が使えますが、大人数を転移させるのはとても無理です』
Aが言うと、マレウスも口を開いた。
マレウス ｢僕ならできる、と言いたいところだが嘆きの島の場所が分からなくては無理がある｣
ルーク ｢オーララ……｣
『だから別の手段を何か考えましょう。まず、学園内にある監視カメラを確認してSTYXがどの方角へ行ったのか調査を……』
ジェイド ｢お任せ下さい。イグニハイド寮生の方々に手伝っていただきましょう｣
ケイト ｢マジカメの投稿とかも確認すれば〜、パパっと特定できるかもしれない！｣
リリア ｢クフフ、見事な連携プレーじゃの｣
トレイ ｢情報源の収集はジェイドとケイトに任せるとして、俺たちは作戦を練ることにしよう｣
ラギー ｢あー、待って。1回寮に戻って寮生たちに近状報告したほうがいいっスよね？｣
カリム ｢それがいいな！俺とラギーで各寮に伝えに行こうぜ｣
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小鉄 - 私昨日から小説書かせていただいてるんですがきっかけが主さんなんです！ずっと憧れでしたまだまだ上手に書けていませんが主さんを励みに頑張ります！ (2022年12月10日 15時) (
レス) id: 15ea1c6ed3 (このIDを非表示/違反報告)
めろ(プロフ) - 暇人さん» ありがとうございます😭 (2022年2月17日 23時) (レス) id: 75feb1bede (このIDを非表示/違反報告)
暇人(プロフ) - やばい好きすぎる (2022年2月16日 16時) (レス) @page32 id: 56c105e887 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：金木犀 | 作成日時：2021年11月6日 16時
