[HQ] 硝子を傷つけないため [短編集]

直に感じると [澤村大地] ページ9

今夜は暑い

まだ初夏にも差し掛かっていないのに

いつも着ているもこもこのパジャマはやめよっと

私はショートパンツを手に取って寝室へ向かった









「A、そのズボンだと冷えないか？」

「んー今日暑いし、大丈夫」

「でも足出して寝てたら寒いべ」

「大地だって半パンじゃーん」

「それとこれとは違うだろ〜？Aの方が寒そうだ」

「大地とくっついて寝たら変わらないですー」



　









お父さんかって。

心配しすぎな大地に大丈夫だから、と説得し

2人でいつも寝てるベッドへ



私はいつも大地の足に自分の足を絡めて寝るのが好き

あったかいし、なにより

大地を近くで感じられる









「お、おいA」

「ん？」

「…足、あんま絡めんな」

「あ、ごめん嫌だった？」

「違う、今日お前足だしてるから…」









ああそういうことか。

今日は大地も薄い素材のハーフパンツを履いている

私が足を絡めると、肌と肌が触れ合ってしまう

それに照れてるんか、？









「顔赤いよ大地」

「うるさい、お前なあ…俺だって男なんだぞ」

「でも、私

大地になら何されても良いよ？」



「……………本当にお前って奴は」









そう言って大地は私をぐっと引き寄せ

額にキスをした









「お前と肌が触れてるだけで、ドキドキするわ」

「私も大地を直に感じれて最高だよ？」

「……好きだ、A」

「私も」






　



大地は抑えれなくなったのか

私の顔に軽く触れて
　
今度は唇にキスをした








　




「…お前の足、つるつるしてて柔らかいな」

「…どうも」









何かに吹っ切れた大地は

自分から足をもっと絡めてきた

安心しきった私は睡魔が襲ってきた









「…眠そうだな」

「んん…」

「ほれ、今日はもう寝なさい

おやすみ、A」

「おやすみ…」









温かい彼の腕の中は

私の楽園だ









……………………

ちゃんと彼のイメージを崩さずに書けたでしょうか‥⁉
大地さんの安心感はやはり良いですね…

すっごく書いていて楽しかったです、！
大地さんのリクエスト、本当にありがとうございました！！

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