[HQ] 硝子を傷つけないため [短編集]

気の利いた [月島蛍] ページ4

やばい、痛い痛い



私は2日後に迫る文化祭にむけて、

先輩に誘われて入ったダンスチームの発表の練習中

本番は高いヒールで踊るため

練習からヒールを履いて踊るのだが…








「いったぁ……………」

「ごめん、本当にごめん。保健室連れてこっか……？」

「ん、いや…大丈夫っす！！全然痛くないです！！

すみません、練習続けましょ！」









先輩とぶつかって転んでしまったのだ…

先輩はすぐ駆け寄って謝ってくれたが、

まあ、痛いよね









「よし、これで今日の練習終わり！お前ら、文化祭2日後なんだから怪我気をつけろよー。

先生楽しみにしてっから〜」

「「はーい」」

「じゃ、戸締りは先生やっておくから。解散！」









「今日、まじで大丈夫だった？本当にごめん。なんか奢るよ…」

「いやいやいや、いいですよ先輩！！じゃ、私用あるんで！

お先に失礼します！」







急いで適当に言いくるめて逃走だ！！

よし、先輩に迷惑かけるの回避。

でも足痛いわ〜

明日から練習大丈夫かな…









「チョット、君何ずるずる足引きずってんのさ」

「蛍…」

「…文化祭の練習で足怪我したんじゃないだろうね？」

「…その通りでございます」

「もう本当君って馬鹿」

「サーセン」

「っていうか、本番たっかいヒール履くんデショ？」

「え、何で知ってんの？」

「偶然通りがかって中みたら、練習中履いてた」

「…あー」

「本番まで痛めてたらあのヒールは無理だよ、

まさか履く気じゃないよね？」

「…履きます」

「ほんっと馬鹿」









蛍に怒られた…

でも高いヒール履いて踊ってたらカッコいいじゃん…

痛いけど。









「…足の大きさいくつ」

「…………え？」

「だから、足の大きさ」

「………23.5…だよ？」

「ちっさ」

「は？？？？？？」









ん？？？？？？？

足のサイズ聞かれて言ってちっさですって？？？

蛍まじでどうしたの

意味わかんないよ？？？？？



なんてはてなを浮かべてるうちに

じゃ、なんて言ってそそくさと帰ってしまった

本当になんだったんだ…？









-翌日









蛍発見。

昨日のなんだったのか聞いてみようかな…









「チョット、」

「うわっ」

「彼氏目の前にいるのに挨拶くらいすれば？」

「あ、おはようございます…？」

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