[HQ] 硝子を傷つけないため [短編集]

ほけんしつ [宮侑] ページ30

「なぁ、大丈夫か？」









彼氏の声

そういえば、だるくて保健室行って…

そのまま保健室のベッドで寝ちゃったのか









「A？入るで」

「はーい」

「調子はどうや」

「うーん、微妙ってとこ？」

「そういうと思たわ。えらい顔が疲れとるもんな」

「え、」

「そんなにショック受けんでもええやろ」









そう言ってケラケラ笑う

そんな顔してたかな、私

でも今は反論する気分でもない


疲れが勝っている




なんとなく、侑に手を伸ばした

今日は甘えたい









「…！病人はお利口さんにしといてや」









少しびっくりしつつ私の手を取り

優しく握ってくれる侑









「…侑」

「だめや」

「…え？」

「学校でこんなんされたら変な気たってまうわ」

「ちょっと」

「まあまあ、怒らんといてや」









私の手を優しく布団の上に置き

ふんわりと頭を撫でて言った









何故か不意に



下から見上げているからかわからないが

侑の鎖骨

バレーで鍛え上げられた筋肉に

キュンとしてしまった




そんなに見るな、と言うが

適当な返事だけして筋肉美を見ていた









「ほんまに綺麗な顔してるんやな、Aって」









不意に言われた言葉だった

こんなこと普段は言われない

少し恥ずかしい









「ほら、はよ治し」









そう言って音を立てずに

ほんのわずか




私にキスをした









………




リクエストありがとうございました。

うーん、大丈夫ですかね…？

スケジュール的にも急いで作ってしまったため本当にクオリティーが

不安ですが…。

ご感想頂ければ幸いです！








うわああタイトルつけるの忘れて1時間くらい放置してしもたああ

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