[HQ] 硝子を傷つけないため [短編集]

色目でみないで [木葉秋紀] ページ13

注:少しセクシーな表現ありです




明日は文化祭。

文化祭の日は何故かすこーし先生の目が緩くなる日

先輩に教えてもらってちょっと髪を巻く練習をしてみたり

ピアスを片耳だけ開けてもらったり。









「ちょっと〜、Aちゃんチャラい〜！笑笑」

「先輩がこうしろって言ったんですよ！？」

「ウンウンいいねぇ〜！！、、そういやさ、Aちゃん彼氏いるよね？」

「あ、ああ居ますけど…？」

「その彼氏からなんかプレゼントとか貰ったことないの？」

「うーんと、ネックレス頂いたことあります」

「それそれそれ！！！そういうの良いね！！！」









そう言って先輩何か悪巧みするような顔をした

こわい…なになに






「それさ、明日の文化祭で着けてきなよ」

「え、ネックレスですか！？」

「うん。」

「でも、制服のリボンで隠れちゃいますよ…？」

「そんくらいがいーのよ」
　


「……………へ？」




「文化祭中は制服の中にネックレス隠しておいてさ、

彼氏さんと会ったら、「これ貰ったやつ、付けてきちゃった♡」って」

「どどどどういうことっすか！？！？！？」

「制服のボタンちょっと開けちゃってさ〜、そしたら彼氏さんドキドキするよ？」

「まじすか…………」









いやどういうことすか先輩。

完全に色目で秋紀のこと誘惑しろってか！！！！

ま、まあとりあえずやってみようかな



　

____

文化祭当日

とりあえず秋紀に前貰ったネックレスをつけてみた

でも髪巻いて、ピアスして、ネックレスまでしてるチャラ彼女って引かれそう…

心配をよそに教室へ行こうとしたら




ピロン。





秋紀からLINEがきた


[文化祭終わったらお前の教室に迎え行くわ]

[はーい]









そうだ、文化祭後は秋紀の家泊まるって約束してたんだ

よし、文化祭楽しむぞー！！









　

___文化祭中は秋紀とは会えなかった

こっちもあっちも忙しい…泣

あ、でも放課後迎えくるって言ってたな

まだ興奮が冷めやらぬ教室へ戻ると









「A」

「お、秋紀！」

「よし、帰るぞ」









秋紀と手を繋ぎ学校を出る

楽しかったな…文化祭









「なんか今日お前雰囲気違うじゃん」

「ん、気づいた？」

「すげー可愛いー」

「本当？ありがと」

「Aの巻き髪とかそそるわ」

「うわ」

「怒んなって」









秋紀の家に着いた

いつ見ても綺麗なお家だな〜、









「お邪魔しまーす」

「ほーい」

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