��.｢pitch‐dark｣ ページ5
「えぇ!!?読めるの!!!?」
「は、はい…そうみたいです」
私が読めることに、二人は驚きを隠せないようで
目を見開いて、此方を凝視していた
正直、私も驚いている
「ホントに…何も憶えていないのね……??」
文字を読めたことで再び疑念を抱いたのか
メアリーさんは一度私に確認を取った
「は、はい……本当に何も憶えていません」
マルコさんはさらに疑念を持ったのか、此方をじっと見ていた
その眼が怖くてマルコさんの方を見ることが出来なかった
「うぅ〜ん、知識は残ってるのかな…?う〜〜〜ん、わっかんないなぁ」
メアリーさんは頭を抱えて悩んでいた
私は只々見ていることしかできなかった
何か助言は出来ないだろうか
どうすれば思い出すだろうか
どうしてこうなったのか
などとどうしようもないことを考えている時
「………あ"っ!!?」
急に頭に激痛が走った
「!?どうしたの!?」
「あっ、たまがっ!い、たいっ!!」
あまりの痛さに目の前のピントが合わなくなった
メアリーさんが何か言っているがその声も次第に聞こえなくなる
最後に聞こえたのはザザザッというノイズ音と
"…てす…ない…せめて…治癒だ…でも―――"
途切れ途切れに聞こえる誰かの声だった
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与太郎(プロフ) - ペローナ大好き少女さん» ありがとうございます！！そう言っていただけるととても励みになります！ (2018年9月7日 19時) (
レス) id: de0aaaabf7 (このIDを非表示/違反報告)
ペローナ大好き少女 - 面白そうですね！続きがとても気になりますヘ(≧▽≦ヘ)大変だと思いますが、更新頑張って下さい！ (2018年9月6日 22時) (レス) id: e10f2bacab (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：与太郎 | 作成日時：2018年6月17日 22時
