��.｢Not remember｣ ページ2
「……っ！！」
目が覚めると木でできた天井が目に入った
何か嫌な夢を見た気がしたけど
何を見たかは思い出せなかった
「――――――」
「―――――――――!」
ふと話し声が聞こえ
体を起こし聞こえた方に顔を向けたかったが
体の至るところで激痛が走った
「いっ〜〜!!?」
途中まで起こしかけていた体は、重力に逆らうことが出来ず
背中からベッドへと向かい、ギシッという音を出した
「あ!動いちゃダメよ!」
声に気が付いたのか、さっき聞こえた話し声の人が一人こちらに向かってきた
かろうじて首は動かしても大丈夫そうなので
声の方に顔を向けると
こちらに向かうナース服を着た綺麗な女性と
奥の方にパイナップルみたいな髪型の男が居た
「す、すみません」
「はぁ、あなたね、いろいろな所が折れてたのよ」
「え…」
どうりで激痛が走ったわけだ
とひとりで納得していた
「怪我も凄くて、何針か縫ったのよ……それでも生きてるなんて、奇跡だわ」
「あはは……」
「笑い事じゃないわよ!何をしてたらあんな重症負うの!」
彼女がそう言うと、奥の男の人は聞き耳を立てているようだった
何か知りたいのか、それとも、警戒しているだけなのか
だが、それは無意味であると私は思った
何故なら私は
「……えっと……分かりません」
「え……?」
「あの、私…記憶が……無い…みたいなんです」
何も憶えていないのだから
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与太郎(プロフ) - ペローナ大好き少女さん» ありがとうございます！！そう言っていただけるととても励みになります！ (2018年9月7日 19時) (
レス) id: de0aaaabf7 (このIDを非表示/違反報告)
ペローナ大好き少女 - 面白そうですね！続きがとても気になりますヘ(≧▽≦ヘ)大変だと思いますが、更新頑張って下さい！ (2018年9月6日 22時) (レス) id: e10f2bacab (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：与太郎 | 作成日時：2018年6月17日 22時
