生意気ざかり (緑) (ページ6)

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なまいき度 6％ページ6

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梅雨の時期が明け、どよんとした空気から一変し夏がやってきた。

「うぅー。暑い」

日頃キンキンに冷えた保健室や職員室にいるため、通勤中は暑さになれず学校につく頃にはヘトヘト。

安『あ、先生おはよー！』

「お、安田くん！おはよ！」

部活後なのか額や背中は汗びっしょり。

首に巻いたタオルで汗を拭きながら、元気に挨拶をする安田くん。

ザ･高校生って感じ。私とは対照的だ。

高校に務めてると自分がどれだけ老けたか痛いほど分かる。

昔みたいに小さいことでキャピキャピする気力もないし、したらしたで無駄に疲れる。

女の子たちの話を聞いてても分けのわからない単語が飛び交う日々。

好きな曲の話題なんて頭にハテナがよく浮かぶ。

これがジェネレーションギャップ。

うぅ。恐ろしい。

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大『っわぁ！』

「わっ！！！」

大『はっはっ、おはよ～』

「驚いたじゃん！」

大『んふふ、ごめん～』

絶対謝る気ないじゃんこの子

大『うわ、生腕や！新鮮！』

「ちょ、どこ見てんの」

大『いつもは白衣着とるから見えへんやん？』

ま、白衣姿も好きなんやけど～ってニコニコしてる。

「珍しいね、遅刻しないなんて」

大『まーな。今日朝練あってん』

「あぁ、バスケ部？だっけ」

大『そうそう！めっちゃシュート決めた』

「おお！凄いじゃん！」

大『やろ？もっと褒めて？』

「頑張ったね！！！お疲れ様！！！」

大『あー。もう。好き。』

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