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なまいき度 29％ ページ29
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今が夏休みで本当に良かった。
学校がある日だったら、嫌でも顔を合わせることになる。
そんな事になったら...。気まずい光景がハッキリ想像できる。
そんなのはごめんだ。
でも、夏休みはあと1ヶ月ちょっとある。
これだけの期間があれば大倉くんも、私の事なんか綺麗に忘れるだろう。
それでいいのに、モヤモヤと引っかかるこの気持ち。
よくある少女マンガや恋愛小説で登場する、超が付くほど鈍感なフワフワ系の主人公ならこの気持ちにはきっと気付かないだろう。
でもそんな主人公と 私は違う。
20年生きてればこの気持ちの正体が何なのかハッキリ分かる。
でも、そんな事許されないのは分かってるから、苦しくても悲しくても悔しくても。大倉くんに対するこの気持ちには蓋をしなくてはいけない 。
ごめんね。大倉くん。
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作者名：お も ち | 作成日時：2017年3月20日 3時
