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好きだと気付いたものの
これからどうすればいいのか……


本気の恋の仕方なんて忘れたし


あいつは、普通な顔して俺に接してくるし






臣「岩ちゃん、そんな考えてもいい考えなんて思い付かないんだから、とりあえず飲みなよ。」


「はい…」





気付いたら、エレベーターでAと手を繋いでた



「A」

って名前を呼んだら

んー?って言いながら

携帯から目を離して

俺の目を見た瞬間に理性が効かなくてそのままキスをしてしまった



俺の想いが伝ればいいのにって思いながら


舌を絡める

崩れ落ちるAと一緒にしゃがみこむながら


舌がぎこちなく絡む。



……やばいな。


貴「…が…んさぁ」


呼ぶなよ……止まんねぇじゃん。



トントン


力ない合図。




名残り惜しいけど、最後に


ちゅっ


と音を立てて唇を離す



貴「はぁはぁ…」



チーン






カクカクしてるAを支えてエレベーターを降りる


…やべぇ


「だ、大丈夫か?」

貴「大丈夫じゃない」


「ごめん」


貴「………あの、が (( ガチャ



ELLY「おー!早く上がってー!」


と、バットタイミングのELLY。



貴「はーい!」


と、さっさと中に入っちゃうA。


ELLY「ほら、岩ちゃんも!遠慮しなくていいからぁ!」


「ぁ、じゃ、お邪魔します」


……はぁ。


何、言おうとしてたんだ?




臣「お、きたきたー!
岩ちゃんのむよー!」


「まだ、のむんすか」


臣「あれ?酔い覚めてんの?」


「はい」


臣「なら、大丈夫じゃん!」



…何が大丈夫なんすか。




でも。うん。


「呑みましょ!」





呑むしかねぇ!





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作者名:夜々 | 作成日時:2019年3月15日 1時

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