22 ページ22
.
隆二「ぁ……」
ぇ……
ふに という唇の感覚 と すぐそこにAの顔
目をパチパチパチとさせてる
え、待って。巻き戻し。
顔を上げたら、どっちかが動くとキスできる距離
「ちけーよ。」
貴「…近いっすね」
ここまではいいね。記憶あるよ。
そして、
離れようとしたら
そう!Aが離れようとした時!
隆二「岩ちゃーん」
ドンッ
はい。ここ。
隆二さんは、トイレ行ってて出てきた所で
そこにいた俺の肩をドンッと押して
はい。
『……っ!』
隆二「ぁ……」
貴「すいません」
耳まで赤く染めてカウンターに戻る
隆二「岩ちゃん、ほんとごめ……ぇ?」
「なんすか。」
隆二「や、ごめん。」
「俺じゃなくてAに謝ってください」
隆二「うん。あの、岩ちゃ
ELLY「あれ?岩ちゃん顔真っ赤だよ?酔った?」
「え?や!ちょ!トイレ!」
鏡を見ると
めちゃくちゃ真っ赤。
耳まで。
「……ダサ」
ちょー、ダサいじゃん!
あんな、微かに触ったくらいのキスで…
こんな、真っ赤になる!?
俺、こう見えてもだいぶ経験豊富だし
キスなんて飽きる程してきたのに……
……柔らかかったな。
なんっつーか…丁度いいっていうか
しっくりくるっていうか…………
って、おぉぉぉぉいい!!!
きめーよ!俺!
てか、俺。落ち着け。まじで。
あんな、かっっっるいキス
てか、あんなのキスって言わねーし!
カウントに入らねーし!したって言えねーし!
だから…
お願いだから
「落ち着け俺。」
((ガチャ
「うし。」
臣「岩ちゃーん。
どうだった?」
「うわっ!」
ニヤニヤ
「……臣さん」
この人見てたよ…
臣「しっくり来た?笑」
「ノーコメントで」
臣「まぁ、でもあれは、キスのうちに入らないかぁ」
「そーっすね。」
臣「まぁ…でも、好きな子とのキス…ちゅうか
ちゅうは、久しぶりだったんじゃない?」
「……ちゅうって…笑」
臣「キスって言えないならちゅうでしょ。
で、どうなの。久しぶりでしょ?」
「…まぁ、」
臣「ふはっ笑」
「も!なんすか!」
臣「いやー?笑
岩ちゃんさー、好きって認めたね、笑」
「ぁ…」
臣「まぁ、みんな分かってる事だけどさー、笑
じゃ、トイレ行くからどいて。」
狭い通路に割って入ってトイレへ行くから
「ちょ、も、」
((バタン
「ぁー、もう。これからもどうすれば…」
はぁ。
.
115人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:夜々 | 作成日時:2019年3月15日 1時