見た目男子 2

あんな時も ページ42

…よく、あそこまで、調べたなぁ。

貴｢…由良かぁ。｣

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高1の秋頃

｢由良ー！｣

…うるせぇよ。
貴｢彪心か。｣

彪心｢俺で悪かったな笑｣

山口彪心。(ひゅうご)
180cm 短髪 可愛い顔して、やる事えげつない。

貴｢いいよ。別に。誰でも｣

彪心｢ﾌｯ お前は、可愛くねぇな、笑｣((ｶﾞｼｶﾞｼ

鏡を見なくても分かるﾎﾞｻﾎﾞｻな髪になったことわ。

｢由良…髪。どうした。｣

貴｢桜也｣

桜也｢あぁ。彪心か？｣

貴｢あいつしか居ねぇだろ。｣

桜也｢まぁな。てか、直せよ。普通に教室入ってくんな｣

貴｢勝手に直んだろ｣

桜也｢気になるだろうが｣

貴｢なら、てめぇが勝手に直せ｣

桜也｢自分で直せや。｣

貴｢気にならん｣

桜也｢ったく。｣

笹本桜也(さくや)
素直じゃない世話焼き。
183cm 強い。

貴｢ありがとうなぁ、桜也。｣((ﾆｺｯ

桜也｢ﾁｯ。あぁ。｣

貴｢じゃ、今日も勉強すっかなー。｣

彪心｢えー！サボろうよー。みんな聞いてねぇんだから。｣

貴｢…勝手にサボっとけ。｣

桜也｢お前は、なんでここ入ったんだよ、笑｣

彪心｢そうだそうだ！ 鬼邪高と言えばファイトクラブって言われてる位なのに！｣

貴｢んな事知るか。喧嘩の為に留年って…。意味分かんねぇから。｣

桜也｢なあー、由良。お前ほんとに3年で卒業すんの？｣

貴｢あぁ。｣

彪心｢勿体ねぇな。｣

貴｢…悪いな。｣

席を立って教室を出る

…この話は、好きじゃない。
イヤでも、こいつらと
自分じゃ、歩いてる道が違うと突き付けられる。

自然と足が屋上へ、向う。
貴｢ﾊｧ…んな事当たり前なのに。｣

｢何してんだ、クソ真面目｣

貴｢…居たのか。 仁。｣

仁｢あぁ。｣

仁 隼人
高3 元々は、全日の頭。

貴｢なぁ、仁は、このまま定時上がんだよな？｣

仁｢あぁ。｣

貴｢だよなー。｣

仁｢なんだよ。また、彪心達に言われたのか。笑｣

貴｢…勿体ねぇだってよ。｣

仁｢お前は、お前の道を歩け。だから、今は、あいつらとの時間を大切にしてやれ。｣((ｶﾞｼｶﾞｼ

…あいつらとの時間か。

貴｢うん！｣((ﾆｺｯ

仁(ﾌｯ お前は、いつでもそうして笑ってろ。 )

貴｢仁、ありがとう。戻るわ教室！｣

仁｢あぁ、じゃあな｣


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…2つ違うだけで、大人に感じたんだよなー。




貴｢"お前は、お前の道を歩け"…か。｣




…

なんか変。→←由良。

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