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《オマケ》
小山さん side
Aちゃん、まっすーとうまくいったかなぁ。
ついついかわいくて世話焼いちゃったけど、余計だったかなぁ、俺。
まっすーにもちょっと怒っちゃったし。
会議室を出て、行く宛てもなく社内をウロウロしながら、何となくAちゃんから貰ったリップクリームを塗った。
Aちゃん、まっすーとうまくいったかなぁ…
って、俺さっきからそればっか考えてるわ。
ぐぅぅ…
お腹の虫が鳴る。
そう言えばお弁当、ほとんど食べずに出てきちゃった。
でも今会議室入ったら、絶対気まずいよなぁ。
そこにシゲが帰ってきた。
席に着いて、今から弁当を食べるらしい。
「美味しそうー、、、」
わざとらしく覗き込むと、
「食う？実は俺、さっき取引先と流れで飯行くことになっちゃって、食べてきちゃったんだよね。だからお腹いっぱいで…」
「えー食べたい！食べて良いの？！」
「どーぞどーぞ。」
ありがてー！
シゲって料理上手いんだよな〜
「わー、ハンハークにホテトサラタにヒーマン肉詰め！！うまそー！」
「何だそれ、濁点どこに置いてきたんだよ(笑)」
シゲの弁当はAちゃんのとはまた違う美味しさで、何だか心に染みわたる。
…あれ、何か俺、落ち込んでるのかな？
何でだろ？
…あぁ、Aちゃんの弁当、もう明日から食べられなくなっちゃうからかな。
うん、きっとそうだ。
「シゲー、明日から俺の分も弁当作ってきてよー。」
「はぁ？気持ち悪ぃこと言うなよ、嫌だよ！俺はお前の彼女かよっ(笑)」
「お願いだよー、お金払うからさー、シゲー。」
「絶対やだ！」
はぁーあ、俺も弁当作ってくれる彼女、欲しいなぁー。
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
終わり。
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作者名：まこ | 作成日時：2022年1月2日 8時
