▽お米5kgのクリスマスプレゼントを貰うお話▽ (ページ11)

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『あの時の…は、その場のノリと冗談だったのかなって思ってはいたんですけど…でもそれでも、、増田さんにお弁当、私が作りたくて作ってきてただけなので…だから増田さんは全然悪くないんです！！』

「…それって、どういう意味？」

『…え、どういう…って？』

「…俺にお弁当作りたかったって、俺のこと、好きってこと？」

『！！』

…わーーー、そっかそっか、そうだよね！

今の、告白したみたいになっちゃったよね！

どうしようっ…！！

でも今告白しても確実に玉砕…

ここは一旦誤魔化す…？？

『…あ、あの、……』

「俺、結構小山にヤキモチ妬いてたんだけど。クリスマス会でもずっと小山と喋ってるし、プレゼントは小山にリップクリームとかあげちゃうし。」

『…え、ヤキ……モチ…？』

ヤキモチってあのー、好きな人が他の人と仲良くしてると嫌な気持ちになるっていう、あの…

…ヤキモチ？？

「挙句の果てに俺のあげた米で作った弁当、小山に食べさせてるし！」

『え、何で、、増田さんがヤキモチ妬くんですか？』

「だーかーらー！Aちゃんのことが好きなの！！」

『………………………』

………ん？

………は？

「…っ、、ちょっとぉ、何か言ってくれない？恥ずかしいんだけど…/////」

『……え、待ってください。』

脳が処理できてない。

え、なに…？？

増田さん…が、、、私を……？？

「好きだよ、Aちゃん。いつも一生懸命で、人が嫌がることも進んでやってくれる頑張り屋さんで、素直でかわいくて…」

『…私、そんないい子じゃ…、、いつも残業引き受けてたのは、増田さんの役に立ちたいからっていう汚い下心です。。』

「ふはは、それでも嬉しかったよ？正直者でやっぱりいい子じゃん。それに、俺以外の頼みだってちゃんとしっかりやってるでしょ？」

…それだって、、増田さんのおかげで、やる気パワー溢れてたからだもん。

いつでも何でも、増田さんがいたから頑張れたんだもん。。

やっと今の状況が理解できてきたけど、今度は信じられない気持ちと嬉しすぎる気持ちで頭がごちゃごちゃで、また涙が溢れてくる。

…ぽた。

今度は堪えきれずに、床に一滴落ちた。