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不思議と目立って見えてしまうそのベッド。

白石は、そのベッドを固唾を飲んで見守る人物がいるのに気づき声をかけた。

白石「名取先生?足、大丈夫?」

名取「白石先生…。大丈夫です」

白石「そう…」

包帯が巻かれた名取の足を心配そうに見つめる白石。

白石「でも、今日はもう休んで?」

名取「…いやでも、」

緋山に縫ってもらった足を庇いながら、そっと藍沢の元に歩み寄よろうとした名取を白石は優しく止め、
「あなたも安静が必要だから」
と言って医局で休むように促した。



白石達が藍沢の元に駆け着けた時、既に藍沢の心電図は警告音を鳴らしており、名取が彼の名前を必死に呼びながら手を動かしていた。

藍沢はその後レスキューの手によって救出され、白石達が命を繋ぎ翔北へ搬送した。

今はまだ意識が戻っていないものの、状態は安定している。


冴島「spo2、95まで回復しました」

藍沢のベッドに付いていた冴島の言葉に、白石、藤川は同時に顔色を明るくした。

その数値は、藍沢がいつ目覚めても良い事を知らせるもの。

藤川「足の骨折もそこまで酷くない。軽いリハビリだけで済むと思うよ」

白石「そう。よかった…」

ホッと息をついた白石は、ゆっくりと藍沢の手をに握り優しく言った。

白石「名取先生が、助けてくれたのよ」

"だから貴方は大丈夫"
と言うように微笑んむ白石。

藍沢からはいつもの素っ気ない返事の代わりに、規則正しい呼吸音を発した。

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佑妃奈(プロフ) - リクエスト失礼します。藍沢先生が重度の低血糖になってしまう話がみたいです。お願いします。このシリーズ大好きなので更新続けられていて嬉しいです!! (2022年9月23日 16時) (レス) id: f264ee5bd6 (このIDを非表示/違反報告)
なのもん(プロフ) - すーさん» こちらこそ、リクエスト有難う御座いました!今後とも宜しくお願いします (2022年9月18日 0時) (レス) id: cf62cfc1e0 (このIDを非表示/違反報告)
すー(プロフ) - この度はリクエストに答えてくださりありがとうございます!とても素敵なお話でした。これからも応援してます! (2022年9月18日 0時) (レス) @page9 id: 23361e30d5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:なのもん | 作成日時:2022年9月17日 22時

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