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密室 √ ページ9

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狭い着付け室には、女の人と俺と玄弥の3人だけ。


着付けが始まると、しばらくは大人しかった玄弥が
この状況に飽きたのか、女の人に話しかけ始めた。



「お姉さん、お名前なんていうのー?」



『Aだよ!』



「へ〜、Aちゃんかあ!」


Aちゃん、Aちゃん、と無邪気に何度も呼ぶ玄弥に無性に腹が立つ。


「オイ、玄弥ァ…“お姉さん”だろォが。」


そう言って玄弥を睨みつけると、玄弥はビクッと肩を震わせた。


『実弥くん、大丈夫。気にしなくて良いんだよ。』


ニコニコと笑顔を絶やさないAは慣れた様子で着付けの準備を始める。


着ていた洋服を脱いで着物を羽織ると、立膝をついたAの顔が目の前にきて、俺はたちまち顔を逸らした。



何がどうなっているんだろう。
さっきにも増して、心臓が狂ったようにドクドクと騒がしい。



振り向いた先には、Aに抱きしめられるような格好になっている俺の姿が鏡に写されていた。


こんなの、ドキドキしない方がおかしい。


必死に他の事を考えようとしても、すぐに現実に引き戻されるのは、動く度香るAの甘い匂いと、時折お腹の辺りに感じる柔らかい感触の所為だ。



俺は、どんどん熱くなる体を鎮めることに集中した。






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好機 √→←幕開け √



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設定タグ:鬼滅の刃 , 不死川実弥   
作品ジャンル:恋愛
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ひよ(プロフ) - 完結おめでとうございます!! 番外編での二人の詳しいその後に、改めてきゅんとしたり、ほう、と至福の溜息をつかせて貰いました。実弥くんと10年もかけた純愛が出来て幸せです。二人ともお疲れ様でした!! (2021年12月10日 22時) (レス) @page43 id: a2712468ed (このIDを非表示/違反報告)
あさひゆうひ(プロフ) - 完結おめでとう!そして、お疲れさまでした!待ってたよ♡笑 どちらが書いているのか分からない程の完成度の高いリレーでの合作流石でした!ピュアピュアの可愛い実弥さんに。二人の一途さにキュン…久々に純愛読ませて頂きました!素敵なお話をありがとう😊 (2021年12月10日 21時) (レス) id: 9c7376e839 (このIDを非表示/違反報告)
金平糖 - ヤヴァイ←素敵すぎて語彙力が無になりました(^-^) (2021年10月7日 23時) (レス) id: f3f7dadf62 (このIDを非表示/違反報告)
柚葉(プロフ) - なります!!なりますとも!!! (2021年10月6日 21時) (レス) @page31 id: 33c3d87eb8 (このIDを非表示/違反報告)
柚葉(プロフ) - 奏海さん» もう、拭いてもらいました…ムフフ。 (2021年10月3日 23時) (レス) id: 33c3d87eb8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:奏海/羽糸 x他1人 | 作成日時:2021年8月7日 21時

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