春高 ページ32
Aside
私は、マネージャーとして春高の舞台に足を踏み入れた。
47都道府県の代表校が一斉に集って戦う、春高。
私もどれほど夢に見たことだろうか。
これが、そう。
夢の舞台の景色。
どこの高校も強そう。
まあ、当たり前か。
「A!どしたん?緊張しとるん?」
後ろから声がして振り向くと
『お兄ちゃん!!どうしたの?』
紫耀「どうしたも、なんもお兄ちゃん選手やで?A久しぶりやな。元気してた?」
『うん!って昨日電話したでしょ!』
紫耀「ハハッ、せやな!せやな!」
難波高校と書いたユニホームを着ているお兄ちゃん。
夏の時よりガタイもごつくなって、男らしくなった。
『あ、廉!久しぶり!』
廉「おお、Aやん!久しぶりや!マジで!!聞いて、俺あれから4cm伸びた!!」
廉は本人が言うように身長が確かに大きくなって、確かに見上げる高さ、またでかくなったかも。
『えー!!!ずるー!!!身長わけろー!!!』
廉「嫌や、ちーび!!!あ、こんなんやったらFujiwaranのお菓子喜多崎高校さんへ差し入れせんのやからな!」
『はあ!?それは困る!!』
あそこのお菓子、ホンマに美味しいのに.........
紫耀「お前が決める権限ないやろ!」
顕嵐「うわ!!紫耀に永瀬だ!!!うわ!!!A!永瀬はダメ!!!おい、永瀬!口説いたら許さんからな!!」
と顕嵐が急にこっちに来て、私に手を回す。
『ちょ、顕嵐やめて!!』
廉「は?話してるだけや!阿部マジで嫉妬深すぎやろ!」
『それはお前もな!』
紫耀「A、夢、果たせたな。お互い、頑張ろな」
『うん。』
そう言って、お兄ちゃんと指切りした。
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きい(プロフ) - ふまけんloveさん» ありがとうございます!そう言っていただけて嬉しいです!了解です! (2016年10月12日 22時) (レス) id: 580ca01b82 (このIDを非表示/違反報告)
ふまけんlove - 完結おめでとうございます!!この作品大好きだってので主人公と顕嵐のその後を続編でかいてください!できればでいいのでお願いします!! (2016年10月12日 22時) (レス) id: 0121d161bf (このIDを非表示/違反報告)
きい(プロフ) - 勝莉loveさん» コメントありがとうございます!そう言っていただけて嬉しいです!そうなんですか。チームも色々ありますから、痛い目にでも合ってきっと成長したんでしょうね。 (2016年10月11日 16時) (レス) id: 580ca01b82 (このIDを非表示/違反報告)
勝莉love - 春高バレー好きなのでこの話しめちゃはまりました。母校の男バレはやっと上の大会に出場しても恥ずかしくないチームになってきたかな。私がいた頃は、強豪校にゴミチームと言われるぐらい技術も素行も残念だったから。 (2016年10月11日 1時) (レス) id: 51208d69f4 (このIDを非表示/違反報告)
きい(プロフ) - あやりんごさん» コメントありがとうございます!バレー好きなんですね!そう言って頂けて嬉しいです!ありがとうございます! (2016年10月10日 23時) (レス) id: 580ca01b82 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:きい | 作成日時:2016年9月15日 20時